報道の自由、日本59位に後退――福島原発事故と秘密保護法の影響
- 2014-02-13(木)
- 社会
●2014/2/12 報道の自由、日本後退59位 福島事故と秘密法響く――47NEWS
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)が12日発表した、世界各国の報道の自由度を順位付けした報告書で日本は昨年の53位から59位に後退した。東京電力福島第1原発事故の影響を取材しようとするとさまざまな圧力を受けるとされたほか、特定秘密保護法の成立が響いた。
日本は、各国を5段階に分けた分類で上から2番目の「満足できる状況」から、主要先進国で唯一、3番目の「顕著な問題」のある国に転落。東アジアでは台湾や韓国を下回る自由度とされた。
日本は昨年も福島の事故について情報の透明性が欠けるとして大きく順位を落としていた。
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コメント:
福島第一原発事故への取材制限や特定秘密保護法案成立の懸念から報道の自由度が59位と言う結果になった日本、これは先進国において低い位置に当てられるのではないだろうか。
マスコミに必要なのはオープンな姿勢なのに、それをしないのは、これが先進国のメディアかとすら思うのです。
何だかんだ言っても、日本がこれほど高くない理由にあるのは、記者クラブがあるからだと思うんだ。
テレビや新聞は自分たちが正しいと勘違いし、フリーランスの記者や外国メディアを一方的に締め出すと言う排他的な風潮があるせいで、公平性に欠ける報道が出来てしまうし、偏向報道が目立つのも当然の流れになっちゃうんだ。国民の「知る権利」を「臭いものには蓋」で発信しないのは国民にウソを教えるようなものでしかありません。
記者クラブ制度なるものが、近視眼的で閉鎖的なメディア環境を作ってマスコミのレベル低下にもつながっているが、それにすら気づかないようではハッキリ言っておかしいなんてもんじゃない。日本人はよく考えや価値観の多様性を知らないなんて言われるけど、記者クラブ制度がまかり通るマスコミもまたそれを象徴するものではないだろうか。
情報をオープンにしない姿勢には、ハッキリ言って「これが報道マスコミのやり方か!?」です。日本のマスコミがあまりにも低レベルで閉鎖的なところは、記者クラブ制度なんてものがあるからではないでしょうか!? 一刻も早くそんな組織を解体して公平なマスコミ環境を作るべきです。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。記者クラブ制度に顕著ですが、メディアの問題は「メディア自体がそれを問題として取り上げない」という所にあり、非常に特殊で厄介です。
本来メディアは、立法・行政・司法を監視する「第4の権力」であるべきなのでしょうが、現在では私たち市民の側で、立法・行政・司法と並んで監視しなければならないという意味での「第4の権力」になってしまっているのかも知れません。