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「レイシストをしばき隊」は、なぜ革新的なのか。

(1)物議を醸す「レイシストをしばき隊」

「レイシストをしばき隊」が、一部で物議を醸している。では、「レイシストをしばき隊」とは何か。以下の野間易通さんによる「隊員募集」を見てみよう。

●2013/1/30  レイシストをしばき隊 隊員募集――Forces of Oppression

新大久保で一般市民や近隣店舗に嫌がらせしたり暴行を働くネット右翼の邪魔をします。(中略)さて、しばき隊の行動では、これらのデモ(注――ネット右翼が主催するデモ)自体は放置します。彼らの場合、デモの前後に近隣の店(特に外国人経営店舗)や通行人に暴言を吐いたりいやがらせをしたり、ときには暴行を働く場合があります。「しばき隊」の目的は、彼らが狭い商店街でそうした行動に出た場合にいちはやく止めに入ることです。しばき隊という名前ですが、しばきたいだけです。実際にはあくまで非暴力でお願いします。したがって武器等の携行もご遠慮ください。カウンター・デモでも抗議行動でもありません。プラカード等は持ち込まないでください。


「デモの前後に近隣の店(特に外国人経営店舗)や通行人に暴言を吐いたりいやがらせをしたり、ときには暴行を働く場合があります」とあるが、これがいわゆる「お散歩」と呼ばれるもので、これを防ぐのが目的だという。また、「しばきたいだけで非暴力」ということも謳われている。


    ▼レイシストをしばき隊
    レイシストをしばき隊



(2)絶妙なネーミングのセンス

それにしても、「レイシストをしばき隊」は革新的である。なぜだろうか。

まずは名称の問題だが、「レイシスト」(人種差別主義者)という若干敷居の高めな言葉を、「しばく」という何とも俗っぽい言葉と絡めることにより、全体の印象としてユーモアを喚起させるネーミングとなっていることが挙げられる。端的に言って、話題性がある。

では、なぜ「在特会の横暴を許さない会」とか「新大久保を守り隊」みたいなのではダメなのだろうか。それは、「許さない会」よりも「しばき隊」の方が、“「しばきたい」ほど怒っている”という意味において一歩進んでいるし、また「守り隊」では、あたかも“(在日)朝鮮/韓国人が守られるべき弱者”のように聞こえるからだ。

また、「しばき隊」という名称は、「レイシストへの威嚇」という文脈においても効果的である。



(3)“実力行使”的な意味での暴力性

次に、その「暴力性」――“実力行使”的な意味での暴力性――が挙げられる。実際、「しばき隊」は、レイシストのいわゆる「お散歩」や「ヘイトスピーチ」(差別に基づく憎悪発言)を実力行使で阻止する。

もっとも、そうした「暴力性」に嫌悪感を示し、「『在特会』も『しばき隊』もどちらも暴力集団であり、同じ穴のムジナだ」と冷静に評価を下す、物分かりのいい人もいるかも知れない。しかし、一部の過激化したレイシストによる「ヘイトスピーチ」などを防がなければならないという、事の重大性や緊急性を考慮するならば、そうした「暴力性」を認めざるを得ないのもまた事実ではないだろうか。これは、「戦闘的民主主義」(一部の権利や自由を例外的に制限できるとする民主主義)として正当化することも可能である。

また、「しばき隊」はそのネーミングも含めて、自らもレイシズムや暴力主義といった問題の一部と化すことにより、広く議論を巻き起こし得る潜勢力を持っているという点においても高く評価されなければならない。



(4)国家権力による介入と「表現の自由」

最後に、「しばき隊」が「しばきたい」のは一体誰なのかを考えてみたい。それは、第一義的にはレイシストであろうが、副次的には、理屈を捏ね回すばかりで何もしない/できない私たち国民であるのかも知れない。

では、レイシストの言動に対して、例えば民主党の有田芳生参議院議員や日弁連前会長の宇都宮健児弁護士らのように、国家権力にその規制を要請すればいいのかと言えば、これは諸刃の剣であろう。なぜなら、国家権力に対して「表現の自由」への介入を許すことになるからだ。

一部の過激なレイシストが「良い韓国人も 悪い韓国人も どちらも殺せ」という印象的なプラカードを掲げていたことが知られているが、自由な表現活動に国家権力の介入を許せば、いずれは「良いデモも 悪いデモも どちらも潰せ」となってしまうことは想像に難くない。「国家権力の恣意性」というものを、私たちは忘れてはならないのではないだろうか。

「ヘイトスピーチ」などといった国益を損ねる反日的行為を排除するのは、国家権力の仕事ではなく、あくまでも私たち国民の仕事である。レイシストによる「表現の自由」に対して、それを国家権力によって規制しようとするのではなく、私たち国民が「表現の自由」でもってそれに対抗しなければならないということだろう。


    ▼一部のレイシストによる過激な主張
    「良い韓国人も 悪い韓国人も どちらも殺せ」



(5)「民間暴力」というタブーへの挑戦

以上から分かるように、「しばき隊」は日本社会におけるある種のタブーに挑戦している。それは、「民間部門による暴力」というタブーである。そういった意味において、「しばき隊」は革新的であると言えるのではないだろうか。



●関連記事
 → 反韓デモで乱闘 「在特会」「しばき隊」の双方4人ずつが逮捕(追記・2013/6/18)
 → 【在特会】ヘイトスピーチに賠償命令・京都地裁【朝鮮学校】(追記・2013/10/7)
 → ヘイトスピーチの定義(追記・2013/11/21)





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4年ぶりのガサ入れ 2013年になっても京都大学・熊野寮はカオスだった

●2013/4/27  京都大学と東北大学に機動隊が突入――ガジェット通信

4月26日朝、京都大学の学生寮と東北大学のサークル棟に警察機動隊が突入したと話題になっています。

■発端は法政大学前での全学連による無許可デモ

突入の前日である4月25日、法政大学前で無許可でのデモ行動などにより、全学連の委員長と東北大生が現行犯逮捕されました。どうやら今回の機動隊突入はこの事件がきっかけのようです。

■ほぼ同時に機動隊突入

4月26日の朝8時前後、機動隊が京都大学の寮と東北大学のサークル棟に突入。ほぼ同時にがさ入れが開始されたようです。Twitter等では急な機動隊の登場・突入に驚く学生たちの声が多数散見されました。阿鼻叫喚、とはならず、むしろ非日常を楽しんでいる学生のゆとりに、ちょっとだけ和みました。

■京大の捜査令状に不備 → 寮の学生、機動隊を警察に通報

ところが、京大の方の機動隊が持っていた令状に記載されていた住所が、捜索予定の寮のものと違ったようです。原則的に、捜査は令状なしには行えず、令状は裁判官が発するため、捜索する住所が違えば機動隊は突入出来ないのです。この事態に、すかさず京大の寮生は警察に電話。「数人の男性が玄関を不法占拠している」と通報したそうです。このあたりの頭のキレ方、冷静かつ適切な対処方法はさすがは京大生だと思いました。突入された時の対処を知っている、突入され慣れている、とでも言いましょうか。寮の伝統なのでしょうね。

■東北大では学生2人拘束

一方、東北大では2人が拘束されたようでした。こちらでは令状の不備などはなく、機動隊による捜索が終了したそうです。

■京大の機動隊撤収。「京都マラソン」開始!?

問題は京大に来た機動隊です。仮に令状の住所が違ったのが本当であれば、機動隊は当然に家宅捜索を出来ません。ツイッターに「令状の有無と提示で揉めるの、様式美になりつつある…」と呟かれた方がおられましたが、それ以前の問題であったようですね。しばらくの硬直の後、朝9時半頃、京都の機動隊の撤収が始まりました。もちろん、このままタダでは逃さないのが京大寮生。「公務の証明をしろ」「不法占拠許さじ」と機動隊の車を取り囲んだようです。終いには、走って撤収する警察官と、それを追いかける寮生、野次馬の人々による京都マラソン(?)が行われた模様。東北大では2人が逮捕され、京都では学生の活躍が光った、というのがネットでの情報です。

■時代の変化と変わらないもの

筆者も大学時代は自治寮に所属していたのですが、京都大の寮生のはしゃぎぷりや冷静な対応を見ていると、自分の寮時代を思い出し、ほっこりしました。正面から機動隊を論破しようとする者、はしゃぐ者、ツイキャスをする者、悪ふざけをする者…。もちろん、ツイキャスなどは昔にはありませんでしたが、様々な学生がそれぞれの信念で動いている様を見るのは、大変に愉快痛快。まだまだ大学生の混沌たる自治は健在なのだと、安心もしました。機動隊の皆様におかれましては、朝早くから大変にお疲れ様でございました。



  ▼さっきまで「出て行け」と言っていたくせに、撤退が始まるや「逃げんのか~」と追いかける熊野寮生たち
  京都マラソン(?)



●参考サイト
 → 家宅捜索にいかに対処するか
 → 中核派(前進)HP





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しれっとGoogle+に復活した元AKB48平嶋夏海を、しれっとサークルに入れた現役48グループのツワモノは誰か?

●AKB48チームA
  伊豆田莉奈

●AKB48チームK
  佐藤亜美菜
  近野莉菜

●AKB48チームB
  岩佐美咲 
  田名部生来

●AKB48研究生
  北澤早紀
  村山彩希
  西野未姫

●NMB48チームM
  三田麻央

●HKT48チームH
  指原莉乃

 ※注1:2013/4/28調べ
 ※注2:数が膨大なため、すべてを把握できていない可能性あり


 ⇒ 平嶋夏海さんのGoogle+




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微かにレモンの香りがする真っ黒な液体

先日、レモンバームティーを飲もうということになり、レモンバームを収穫することにしました。

 ▼家庭菜園のレモンバーム
 レモンバーム(1)


適切な分量やその他諸々、よく分からないので、とりあえず適当に収穫することにしました。
思い返せば、私・ばたおの人生も適当そのものです。

 ▼収穫したレモンバーム
 レモンバーム(2)


茎(?)の部分を取り除き、ティーバッグへ。

 ▼ティーバッグに入れたレモンバーム
 レモンバーム(3)


何だが真っ黒な液体になりました……。
hnhkさんは美味しいと言っていましたが、どうもコップ2杯分としては分量が少なかったようです。

 ▼微かにレモンの香りがするお湯に!!
 レモンバーム(4)




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「NEET」(若年無業者)から「SNEP」(孤立無業者)へ

●2013/2/20  孤立無業者「SNEP」が急増中――JAPAN REAL TIME(ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版)

「フリーター」に始まり、その後は「NEET(ニート)」、そして今や「SNEP(スネップ)」が注目される時代となっている。週末に渋谷や原宿といったファッションの聖地に集う最新トレンドを追う若いフォロワーたちのことではない。

SNEP(スネップ、孤立無業者)とは「Solitary Non-Employed Persons」の略。20~59歳の在学中ではない無職の未婚者で、関わりを持つ人が家族以外に一切いない人のこととされており、その数は増加している。無職あるいや不完全雇用、また、社会的孤立といったSNEPの各分野が拡大しているように見えるが、東京大学の最近の調査で、2011年には、職に就かず、かつ、家族以外の人々との接触がほとんどない人々が162万人に達したことが明らかになり、特に懸念されている。これは、国内の未婚で無職の256万人の約60%にも相当する。SNEPの数は01年の80万人から06年には112万人へと着実に増加した。

東京大学社会科学研究所の研究スタッフで比較現代経済部門の玄田有史教授が主導した研究では、総務省統計局「社会生活基本調査」データに基づき、20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚者で、ふだんの就業状態が無業の人々の2日間の行動の無作為標本についてデータを分析した。

SNEPは連続する2日間に関わりを持った人が家族のほかにはいなかった人々を指す新概念と定義された。SNEP数の増加は社会保障費の膨張につながるとともに、社会にとって大きな負担になるとこの研究結果は警鐘を鳴らす。SNEPという用語は常勤の仕事に就かない人々を指す様々な言い回しの1つに加わった形だ。

日本におけるNEET(ニート、若年無業者)は、15~34歳の年齢層の非労働力人口の中から学生と専業主婦を除き、求職活動に至っていない者と定義されている。フリーターは同じ年齢層で、正社員ではないが、複数の非常勤の仕事によって生計を立てている人々だ。11年にはニートの数は60万人、フリーター数は176万人だった。

こうした用語は若年層を指しているが、ここ数年は30代や40代、50代の失業者数も増加している。05~12年には45~54歳男性の失業率は3.1%から3.5%に上昇し、55~64歳の場合では4.2%から5.0%に上昇した。12年の失業率は全体としては4.3%だった。

ニートやフリーターの増加に対処するため、政府は「若者自立・挑戦プラン」といった取り組みを実施してきた。しかし、玄田教授は、失業者が社会福祉に頼ることなく、職を得るには、一層徹底した福祉計画や政策が必要だと強調する。玄田教授は毎日新聞に対し、「孤立に陥ると職探しへの意欲が失われがちだ。今は家族が支えても将来、経済的に厳しい状況に陥る」との見方を示した。



       いつまでも あると思うな 親と金




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「竹原慎二のボコボコ相談室」が面白すぎやしないか?

竹原慎二「じゃあの。」

●Round.36-02  “男女平等”っちゅー言葉は、女のためにあるんじゃ。

■女性社員のみ優遇する上司に疑問。世の中も、そんな風潮で気に入らない。無職:Tさん(35歳)

早速ですが上司のえこひいきに困っています。うちの上司は“女尊男卑”な考え方で、特にかわいい女子に目がありません。同じ成果を出しても私の成果は無視されるのに対し、同期で一番美形の女子は「よくやった!!」と褒め称え、食事にも連れて行ってもらっています。

失敗をした時は、男連中だけが並ばされて説教を受け、女子は「まあ入って日が浅いんだからしょうがない」という調子です。残業も女子は深夜になったら危険だからと免除され、髪の毛も男は少し耳にかかったら注意を受けるのに、女子は軽めなら茶髪でも許されます。

うちの会社に限らず、最近は女性が称えられ、男は馬車馬のごとくこき使われる風潮が蔓延してると思いますが、竹原さんどう思いますか?

■俺はレディファーストが基本じゃ。

女性だけ優遇? あたえまえじゃろーが。周りを見ろや、いろんな仕組みが男中心に作られとるわ。女は体力でも、世の中の仕組みでも、まだ弱い立場なんじゃ。

そもそも、女性社員と同じ成果しか出せずに、偉そうな事言うなや。男なら、女の2倍・3倍の成果出すぐらいが当たり前じゃろうが。女が褒められとるのを見てヒガむんじゃのうて、むしろ自分ヘッポコぶりを反省せい。

細かい事に腹を立てとらんと、女を立てる男になれや。馬車馬のように働いて、女の一歩も二歩も前を歩け。女はな、「ほめて」「おだてて」「たてまつる」もんなんじゃ。覚えとけ。



●Round.48-02  ブラック会社でも、社長に魅力がありゃ、残業でも徹夜でも喜んでやるんじゃ。

■社員がダメな奴ばかりで悩んでます。どうしたら自発的に頑張ってくれるのか? 外食産業:Sさん(38歳)

飲食店を複数店舗展開している会社を経営しています。脱サラして何とかここまで来ましたが、自分一人ではそろそろ限界を感じています。基本的に身体ひとつでガムシャラにやってきたので、店の経営や集客には自信がありますが、社員のマネジメントがうまくいきません。

たしかにウチには大手の外食チェーンのような福利厚生はないですし、給料も安いかもしれません。しかし、社員たちはそれに対して不平を言うばかりで、やる気が全く感じられないのです。社員から店舗運営への提案などはほとんどなく、聞こえてくるのは「休日がもっとほしい」とか「残業手当を出してほしい」といった待遇面の不満ばかりです。

一生懸命にやってくれる社員なら、私も待遇改善など考えますが、今の状況では何もする気が起きません。社員たちには「頑張ればお前らも、将来は俺のように独立できる」とハッパをかけたりしていますが、ピンときてないようです。しかも、頑張ってくれるどころか、やっと仕事を覚えたぐらいで辞めていってしまう人間も多いのです。どうしたら社員のやる気を引き出し、定着率を上げることができるのでしょうか?

■なんでお前なんかのために頑張らないかんのじゃ?

残業手当ぐらい払ったれや、法律違反じゃ。しかも、給料が安いくせに、休みも少ないみたいじゃな。お前んとこは、まさにさっき聞いたブラック会社みたいじゃの。しかし、自分基準にマネジメントしているようじゃ、そりゃあ社員も離れていくわ。

人間が頑張るには理由が必要なんじゃ。会社じゃからといって、頑張ることを強制できると思うなやボケが。給料がたくさんもらえるから頑張る。この仕事が好きだから頑張る。将来の夢のために頑張る。社長にホレてるから頑張る。……いろんな頑張るがあるじゃろうけど、お前の会社にはひとっつもないってことなんじゃ。

将来の独立をほのめかしてハッパかけとるみたいじゃが、全ての人間が独立志向ってわけでもないんじゃ。どうせ独立の支援とかも考えとらんのじゃろ? お前の「頑張れ」には「(社長のために)頑張れ」ってのが透けて見えとる。社員を自発的に頑張らせたいんじゃったら、まずは「頑張る理由」を作ることからじゃ。



●Round.71-02  お前にも何か問題があるんじゃろう。下の人間は上の人間を映す鏡なんじゃ。

■最近の若者は、覇気も根性もない。竹原さん、一喝してやってください。商社:Aさん(42歳)

ここ最近、入社してくる若手社員の覇気や根性のなさには呆れるばかりです。社会を知らない人間に、仕事社会での常識や教養、礼節を厳しく叩き込んでいるのですが、みんなやる気を持ちません。私が若手社員だった頃は、仕事を早く覚えたいの一心でした。

呼ばれれば大声で返事をし、先輩からの下働き仕事は喜んで引き受け、怒鳴られれば必死に頭を下げ、接待や親睦会などの酒席となれば、積極的にパシリとなり、先方がその気なら朝までお供したものです。その結果、たくさんのことを成し遂げてこられたと考えています。今の若手は、呼んでも返事が曖昧、下働きはイヤイヤ、怒鳴ればふてくされる、酒席は「勤務外は自分の時間」と、断る始末(つきあいも仕事のうちと言い、無理やり連れて行くことも)。仕事も覚えようとしない。それらを厳しく指導すれば、欠勤したりあげくは辞めたりです。

他の部や支店の同期も、そういう若者ばかり抱えてみんな悩んでいるようです。竹原さん、大切に育てられすぎて打たれ弱い若者たちを、一喝してやって下さい。このまま骨抜きの人間ばかりになっては、日本の国力は弱くなるばかりです。

■エラそうに言うなや。

お前が若かった時代と今とでは、状況が違い過ぎるじゃろ。景気が良かった時代を肌で感じてない世代の奴らに「希望や目標を持て」なんて、そら通じんわ。

お前の言い分も分からなくはないが、上の人間として指導するやり方っちゅうもんがあるじゃろう。こんな先行きが分からない時代に、頭ごなしに言い聞かせようとしたって無理があるわ。仮に部下がお前の言うとおりに従ったとしても、幸せになれるかどうか分からんじゃろう。

下にいる若いモンは上の人間をよく見とる。「あの人のようになりたい」と思えば、本来は従うもんじゃ。お前の会社の若い衆がそうならないんなら、お前が魅力的に見えないんじゃねぇのか?



   




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ハイコンテクストとしての平嶋夏海論(14)

私たちの物語は皆、「敗者」のそれである
  ――AKB48平嶋夏海から考える「敗者の想像力」という可能性


(3)宇多丸の「視点の確かさ」

  ▼10:00~35:35  宇多丸の映画評
  


さて、『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』をあくまで“1つの作品”として批評している人は、意外に少ない。宇多丸(RHYMESTER)は、その数少ない人物の1人であるが、彼による本作の解釈は以下のようにまとめることができる。

1〉メインは前田敦子やセンターをめぐる勝者志向の物語だが、実は「敗者の物語」に寄り添う作りになっている。従って、「敗者の想像力」こそが本作のテーマである。

2〉前田敦子という勝者との対比で「敗者の物語」を見せているが、前田敦子自身もまた「敗者としての物語」を持っている(選挙での弁やブレイク前のAKBなど)。もっとも、これは「敗者が勝利をつかむ」という分かりやすい物語である。

3〉一方で、AKBを辞めた後の前田敦子の晴れやかな表情は、「勝ち負けのゲームから降りることで幸せになれることもある」という価値観を提示している。また、敗者のままAKBを辞めることになった平嶋夏海や城恵理子の現在が幸せそうだったり、左遷された指原莉乃が敗者なりに居場所を見つけてその役割をまっとうしたりしている様からは、「勝者になるだけが人生ではない」「敗者の人生も尊い」ということを伝えている。



確かに、本作は「敗者の物語」というテーマを語っている。従って、私はこうした宇多丸の批評に対して、原則的に同意するものである。

しかしながら、宇多丸が高橋栄樹監督、及びこの作品そのものを高く評価している点については、支持することはできない。それはなぜか。例えば、宇多丸は「平嶋夏海解雇における戸賀崎支配人の号泣シーンは200億点」と述べているが、あれは恐らく映画用の嘘泣きだろう。こうした「運営側の自己弁護」を、私はただただ不快にしか感じなかったし、そう思った人も少なくないのではないだろうか。

すなわち、宇多丸の言う「敗者の想像力」など本作の中では提示されておらず、それを持っているのはあくまで宇多丸自身に過ぎないということだ。つまり、高橋監督の視点が確かなのではなく、宇多丸の視点が確かなだけである、と私は考える。



「努力は報われる」といったスローガンの持つ意味が、必ずしも否定的なものだけではないことは認める。しかし、そうした美名の下で弱肉強食がまかり通ることを見過ごすことはできない。よって、「AKB48平嶋夏海論」を通して、これからも「敗者の想像力」という可能性を議論していきたい。


(AKB48平嶋夏海から考える「敗者の想像力」という可能性、おわり)




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中高年の男性38%・女性53%が資産ゼロのお知らせ

●2012/6/21  まったく資産を持たない中高年、男性38%、女性53%【東大調査】――MarkeZine

東京大学大学院の白波瀬佐和子教授らが行った「中高年者の生活実態に関する全国調査」によると、まったく資産を持たず、金融資産を持たない人は男性38.2%、女性 53.4%。特に一人くらしの男性の過半数(57.8%)はいずれの資産も保有していない。女性の間では、一人親と未婚子世帯(50.8%)と三世代世帯(51.8%)で資産を全く持たない者の割合が比較的高い。

過去1年間に、18歳以上の子どもとの間で行った定期的、日常的な経済的な支援についてたずねたところ、85%以上の大多数が「やり取りはない」と回答している。

政府や地域、社会制度をどの程度信頼しているかについては、政府に対する信頼度の低さが際立っている。「政府を信頼しない」と答えた人は6割以上にものぼり、少子高齢社会における公的年金制度、生活保護制度についても約4割が信頼しないと答えた。


    信頼の程度(%)


年齢階層ごとに頼ることのできる人の程度を、人的資源保有スコアとして試算したところ、年齢が高くなるにつれて人的資源保有スコアは低くなる傾向がある。世帯構造別では「一人くらし」のスコアが最も低くなっている。また、人的資源のひとつである「近所の人」を挙げる人は、年齢階層、世帯構造別にみても一様にスコアが低く、近隣コミュニティがあまり機能していない状況がうかがえる。

【調査概要】
「中高年者の生活実態に関する全国調査」
  実施時期:2010年8月3日~8月30日
  調査対象:日本に居住する50~84歳の男女(無作為抽出法を用いて9800人を選出)
  調査方法:郵送配布・訪問回収
  有効回答者数:6442人



   貯蓄することなんて教えられていないし、貯蓄する気もないのです




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ハイコンテクストとしての平嶋夏海論(13)

私たちの物語は皆、「敗者」のそれである
  ――AKB48平嶋夏海から考える「敗者の想像力」という可能性


(2)「敗者」の物語

  


今回は、不十分な描写しかなされなかった『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』を補完し、簡単な解説を加えることにより、2012年のAKB48における「4人の敗者」――平嶋夏海、指原莉乃、光宗薫、城恵理子――を改めて振り返る作業を行う。


●スキャンダルによる「敗者」①――平嶋夏海

まずは、1期生・平嶋夏海。彼女のスキャンダル発覚の経緯は複雑だ。ざっくり説明すると、まず、ジャニーズの手越祐也のファンが、彼と米沢瑠美の繋がりに激怒し、手越関連ツイッターを徹底的に調査した結果、米沢の私的なツイッターを発見。それをきっかけに、平嶋が様々な男性と一緒に写っている写真がネット上に多数アップされていることが発見され、騒動となった。本作において、米沢はわずかしか登場しないが、平嶋には脱退後の様子やインタビューを含め、比較的時間が割かれている。平嶋はその当時のことを、「高校を卒業した後、時間を持て余してしまい、その寂しさの埋め合わせをしたのかな」と語っている。

総選挙では3年連続26位で、1期生の中ではダントツの不人気。残っていた1期生の中で、唯一の“非選抜”メンバーであった。派生ユニット「渡り廊下走り隊/渡り廊下走り隊7」での活動はあったものの、平嶋が他のメンバーほど優遇されず、人気も出なかった理由の1つとして、彼女が学校を優先したスケジュールを組んでいたこともあると言われている。平嶋はAKB48のメンバーの中では珍しく、全日制の高校に通っていたのだ。ただし、劇場公演の出演回数836回は全メンバーの中で歴代トップである。そんな「縁の下の力持ち」あるいは「AKBの良心」的なイメージを形成していた平嶋のスキャンダルは、AKBに詳しい熱心なファン(ライト層は、そもそも彼女のことをほとんど知らない)に、「平嶋がやってるんなら、他のメンバーだって……」という衝撃を与えた。そうした悪い予感は見事に的中。これ以降、恋愛スキャンダルと脱退騒動が連鎖的に発生することになる。

念願の東京ドームコンサートで、華々しく卒業公演を行った前田敦子。東京ドームどころか卒業公演すらさせてもらせず、スキャンダル発覚後に即日解雇が発表された平嶋夏海。勝者と敗者の構図が、ここにはある。「AKB48最大の歪みを体現する人物こそ平嶋夏海である」というのが私の持論であり、実際、彼女のスキャンダルの発生以前より、「アンチAKB」という観点から「平嶋夏海論」を当該ブログでは書き続けてきた。これからは、「平嶋夏海のスキャンダル解雇こそがAKB48の転換点だったのである」という歴史認識が重要となってくるだろう。



●スキャンダルによる「敗者」②――指原莉乃

次は、指原莉乃。AKB48の2012年4~7月は、まさに“指原祭り”であった。5月に『それでも好きだよ』でソロデビュー、AKB48の公式ライバル・乃木坂46の2ndシングル『おいでシャンプー』と発売日をぶつけ、“どちらが勝つか”という茶番劇がAKB関連のテレビ番組を使って繰り広げられた。かつ、プロモーションの一環として、「ももいろクローバーZ」など多くのアイドルが参加するイベント「ゆび祭り」を企画。指原のシングルに応募券が付くという、48グループだけならまだしも他のアイドルのファンにまで彼女のCDを買わせようとする前代未聞の販促が展開された。その甲斐もあってか、『それでも好きだよ』は初登場2位、初週だけで12万枚を売り上げるヒットとなり、その勢いのまま、第4回選抜総選挙では4位に躍進した。

絶頂期を迎えていた指原であるが、その直後にスキャンダルが湧いて出る。『週刊文春』に4年前、ファンの男性と交際していたことが報道され、彼に送ったメール内容やブラジャーをたくしあげる写真までがカラーで公開されてしまったのだ。交際時期は、彼女が研究生から正規メンバーへ昇格した頃だったとされる。いずれにせよ加入後であることは間違いなく、解雇相当とみなされていた。しかし、多数のCMやテレビ番組のレギュラー、そして主演映画の公開を控えていた彼女を運営は切ることができず、姉妹グループであるHKT48への移籍という“処分”に収まった。ちなみに、こうした指原の処分を受けて、「決定的なスキャンダルが起きても、人気メンバーはしっかり守られる」という前例ができたとされている。

ラジオ番組『オールナイトニッポン』で秋元康が指原に処分を告げる場面は既にテレビ番組『火曜曲!』で放送されていたためか、本作ではほとんど取り上げれていない。その処分は、はじめ“神采配”とも呼ばれたが、(1)移籍後もAKB48選抜メンバーとして、今まで通りテレビ番組などに出演、(2)その後の“組閣”で、姉妹グループへの移籍や兼任が多数発表された、(3)福岡ローカルのテレビ番組への出演(レギュラーを含む)が次々と決まり、仕事は結果的に増加したなどといった理由から、「指原のHKT移籍は処分ではなく、もともと『兼任』予定だったのが日程を繰り上げて『専任』になっただけ」という見方が、今では支配的である。

そして本作では、菊地あやかが登場し、「指原の処分は甘いと思う」と発言している。もっとも、これは指原の処分に対する一部ファンの不満を反映させるため、こうした発言をしても許されるメンバーを選び、あえて言わせたのだというのが実際のところだろう。菊地は、3期生としてAKB48に加入した。それなりに人気も高く将来を期待されていたが、2008年7月、交際していた男性とのツーショット写真がネット上に流出し、翌月に解雇された(AKB48グループの正規メンバーで唯一の正式解雇。ちなみに、この菊地解雇事件がきっかけで、AKB48において「男性との交際はダメ」という恋愛禁止ルールが徐々に形成されていくことになる)。その後、彼女はAKB48のオーディションを受け直し、合格。7期生として研究生からやり直した。だが、人気はなかなか回復せず、数々のバッシングを浴び続けた。総選挙でも過去3回は圏外だったが、4回目にして51位で初めてランクインした。一度解雇(セレクション審査を含む)されて、再度研究生からやり直したのは、菊地を含めて3人だけである(菊地、村中聡美、藤本紗羅)。その根性は誰もが認めざるを得ず、古参ファンの間でも「菊地は許してやれよ」という雰囲気なのだという。

ここで注目すべきなのは、指原は研究生当時、この菊地のアンダー(控え)だったこと。菊地が解雇され、その欠員を埋めるために、指原は正規メンバーに昇格したのである。そして、指原の“恋愛時代”はちょうどこの頃。指原は恋愛スキャンダルで解雇された先輩の“恩恵”を受けて正規メンバーに昇格したにもかかわらず、「バレなきゃいい」と自分も同じことをしていたのだ。当時15歳という年齢を考慮しても、これはやや悪質と言わざるを得ないのかも知れない。もっとも本作において、指原のスキャンダルに対しては「過去の恋愛である」ということを強調するように、そうした字幕にアンダーラインが引かれている。



●ゴリ押しによる「敗者」①――光宗薫

AKB48のファンの間では、「ゴリ推し」という言葉がよく使われる。ゴリ推しメンバーの代表格は前田敦子、松井珠理奈、指原莉乃、横山由依といったところだろうか。最近では島崎遥香や川栄李奈が、それに当たるかも知れない。もっとも、ゴリ推しされるのも楽なだけではない。多くのチャンスを与えられる一方、大量のアンチが自動的に生まれてしまうからだ。光宗薫と城恵理子の2人も、いわゆるゴリ推しをされていたメンバーであるが、そのプレッシャーに耐え切れずに48グループを脱退していった。

まずは、光宗薫。2011年3月に神戸コレクションのモデルオーディションでグランプリを受賞。だが、モデルの道には進まず、AKB48への加入を選ぶ。見るからにモデルといった細くてクールな外見はAKBでは珍しいタイプであり、加入時から「即戦力」「ポスト篠田麻里子」と期待は高かった。彼女は、研究生でありながら単独グラビアや、前田敦子・篠田麻里子・小嶋陽菜・板野友美とともにCMに出演するなど、異例の活躍をする。中居正広主演のテレビドラマ『ATARU』への出演や、映画『女子カメラ』への主演など、まさに選抜メンバー並みのソロ活動を展開した。しかし、AKB48のファンというのはこの手のゴリ推しには反発する。研究生でありながらソロ活動が忙しいため、劇場公演にも握手会にもなかなか参加できない光宗は、当然のようにバッシングを受けた。

本作では、第4回選抜総選挙前の光宗の様子が映し出される。「ランクインするよ」「いや、入らないと思う」といった会話が飛び交う。光宗は、速報(投票初日における順位の発表)ではランクインしておらず、メディアでは「光宗薫、出遅れる」と報道され、最終的にはランクインするだろうという見方が強かった。しかし、結果は64位圏外。すべてのランクの発表が終わり、席を立つ光宗。客席を睨みつけるように立ち去ると、その場で大泣きして倒れ込んだ。光宗について、本作ではこれ以上描かれていないが、彼女はこの時のトラウマを克服できないまま、AKB48を脱退する。



●ゴリ押しによる「敗者」②――城恵理子

次は、城恵理子。彼女は前田敦子に憧れて、12歳のときにNNB48に入った。雰囲気がデビュー当時の前田敦子に似ており、典型的な秋元康の好きな容姿であった城はゴリ押しされ、研究生でありながらNNB48の2枚目のシングルから選抜入りした。さらには「ポスト前田敦子」とも呼ばれるようになり、NMB48チームMではセンターポジションを務め、AKB48のシングル『真夏のSounds good!』ではその選抜メンバーにも選ばれた。

こうして城は「次世代エース」のひとりと位置付けられていったものの、人気が追い付かず、第4回選抜総選挙では光宗と同じく64位圏外となった。そして8月31日、彼女はGoogle+に「ごめんなさい。(渡辺)美優紀さんや(山本)彩さんみたいになれなくて。人気がなくて」という投稿をし、9月3日に卒業を発表した。

ちなみに先述の通り、本作で城は平嶋夏海とともに、脱退したその後やインタビューが収められている。彼女は、「私より可愛い子やダンスも歌もうまい子がいっぱいいるのに、どうして私が(チームMの)センターなんだろうと思っていた」とサバサバした表情で言い放ち、「落ち着いたらまた、オーディションを受け直したい」と語っている。


(つづく)




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ハイコンテクストとしての平嶋夏海論(12)

私たちの物語は皆、「敗者」のそれである
  ――AKB48平嶋夏海から考える「敗者の想像力」という可能性


(1)はじめに

  『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』


『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』(監督:高橋栄樹、2013年)は、AKB48の2012年を追った、AKB48ドキュメンタリー映画の第3弾である。

さて、AKB48の2012年は「スキャンダルの年」であった。狭義のAKB48のみならず、SKE48・NMB48・HKT48・JKT48といった姉妹グループも合わせると40人以上が脱退しており、48グループは「まさにブラック企業そのもの」と評されもした(ちなみに、SDN48は解散した)。

本作では、そんなブラックな一面をたっぷりと見せてくれるかと思いきや、「前田敦子の卒業」をメインに物語は小奇麗にまとめられてしまっている。一部メンバーのスキャンダルにも触れられてはいるものの、背景の説明がほとんどないため、AKBに詳しい人以外にはそれが何を意味するのかが分からない。「最近AKBに関心を持って、よく知らないけど、ちょっと観てみようかな」というライト層は、完全に置いてけぼりをくらう内容となっている。それ故に、「勘違いを誘発する作り」であるとも言える。



また、本作の尺の大半は前田敦子に費やされており、その量の多さにはややウンザリさせられる。「前田敦子のことは知ってるから、もういいって!」と思った人も、少なからずいるのではないだろうか。一方、48グループを脱退したメンバーの代表として、平嶋夏海と城恵理子のその後の様子やインタビューが収められている。それは一部の人にとっては興味深い内容かも知れないが、ライト層にとってすれば、下手をすると「平嶋夏海も城恵理子も知らない」という人も間違いなくいたことだろう。

加えて、「努力が報われるかどうかは、わからない。でも、努力しないと何も始まらない」というキャッチコピーは明らかに、NMB48を脱退した原みづきの捨て台詞「努力は必ず報われるって、憧れてる高橋(みなみ)さんが言ってたけど、みづきはそうは思ってません。ここで考えたのが“卒業”でした」(2012/4/11付けのGoogle+より)に対する反論である。しかし、そうした経緯は本作の中では一切触れられていない。



従ってここからは、『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』を補完するという観点から、AKB48の2012年を「4人の敗者」を中心にして振り返る。その作業の後、宇多丸(RHYMESTER)による本作の解釈を主に紹介する形で、「AKB48平嶋夏海から考える『敗者の想像力』という可能性」を議論することにしたい。


(つづく)




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プロフィール

ばたお

Author:ばたお
・1983年大阪府生まれ。大阪府河内長野市在住
・半自給農民、工場非常勤。できるだけ稼がず、できるだけ消費しません。シェアハウス運営
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