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【灯台社】なぜ、明石順三は無視されているのか【エホバの証人】

『兵役を拒否した日本人――灯台社の戦時下抵抗――』
▲稲垣真美『兵役を拒否した日本人――灯台社の戦時下抵抗――』


日本で「兵役拒否」という概念が、その歴史と共にあまり知られていない、ないしは語られていない理由には、明石順三ら灯台社の評価が関係しているのではないだろうか。

灯台社とは、戦前に活動していた「ものみの塔聖書冊子協会」(いわゆる「エホバの証人」。キリスト教の一派)の日本支部のことであり、明石順三はそのリーダーだった人物である。ただし、明石順三ら多くの灯台社メンバーは、戦後に除名(「排斥」)されたり、脱退(「断絶」)したりしており、戦後から現在に続く「エホバの証人」の組織と灯台社との間に、人的な繋がりはほとんどない。



さて、戦前に天皇制を批判し、兵役を拒否するなどして、不敬罪や治安維持法違反で逮捕・投獄された明石順三ら灯台社について、私はいわゆる反戦・平和運動をしている人から話を聞いたことがほとんどない。同じく、キリスト教徒もほとんど語ることはない。

では、それは一体なぜか。明石順三ら灯台社のメンバーは、反戦・平和思想から兵役を拒否していたのではなく、あくまでも自らの教義に従って兵役を拒否していたに過ぎず、また、エホバの証人は異端のキリスト教(*)だからである。加えて、明石順三ら灯台社のメンバーは、エホバの証人の中でさえ、戦後になって組織に反逆した異端ということになっている。



「反戦・平和運動としては邪道」「キリスト教としては異端」――。反戦・平和運動家や正統派のキリスト教徒から、明石順三ら灯台社に対して低い評価しか与えられていないのは、こうした理由が主要因なのであろう。その気持ちは理解できる。確かにエホバの証人は、カルト宗教であり、危険な団体である。しかし、それはそれ。少なくとも、自らを「正統」だと規定し、他者を「邪道」「異端」扱いする様からは滑稽さを感じずにはいられない。過酷な弾圧の下、明石順三ら灯台社のメンバーが「兵役拒否」を貫いたその姿勢は、やはり高く評価されなければならないだろう。

「かつて兵役を拒否した日本人は、カルト宗教の信者だった」という身も蓋もない歴史的事実は、現在の私たちに何を教えてくれるのか。そういった意味において、本書は「邪道」で「異端」の書籍なのかも知れない。


(*)モルモン教・統一教会・エホバの証人が、いわゆるキリスト教の3大異端である。



●関連記事(追記・2013/10/17)
 → ワタミ創業者・渡邉美樹さんと「エホバの証人」





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「ブログ狩り」――ベトナムの言論弾圧(2)

●2012/9/25  政府批判のブロガーに禁錮4~12年 ベトナム――朝日新聞デジタル

インターネットのブログで政府を批判したとして、反国家宣伝の罪で起訴されたベトナムのブロガー3人に対し、ホーチミン市の人民裁判所は24日(注――2012/9/24)、禁錮4~12年の判決を言い渡した。AP通信などが伝えた。

ディウ・カイ被告は禁錮12年、タ・フォン・タン被告は同10年、ファン・ターン・ハイ被告は同4年。3人はそれぞれのブログで、警察の汚職や中国との関係などで政府に批判的な記事を執筆したとされる。

共産党一党体制のベトナムではテレビや新聞は政府が統制。個人のブログに対しても近年、監視や規制を強めていた。





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原子力規制委員会、「赤旗」記者の会見出席を認めず

●2012/9/26  原子力規制委、「赤旗」記者の会見出席認めず――朝日新聞デジタル

今月(注――2012年9月)発足した原子力規制委員会が、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」記者の記者会見への出席を認めない方針を決めていたことがわかった。26日の田中俊一委員長の会見に赤旗記者は出席できなかった。赤旗は同日、規制委に方針撤回を求める抗議文を渡した。

事務局の原子力規制庁は、朝日新聞の取材に「政党機関紙は一般の報道機関とは異なる。出席をご遠慮いただいた」と説明している。規制委と規制庁は19日の発足に合わせ、「透明性の確保」を運営方針とする一方、会見に参加できる報道機関を、一般紙や放送局などの記者、こうした媒体に記事を提供するフリー記者などに限るという内規を定めていた。

赤旗によると、前身組織のひとつ原子力安全・保安院の会見や、その他の省庁の会見にはおおむね出席できていたという。同紙の栗田敏夫社会部長は「出席拒否は、情報を公開し、原子力行政への信頼を回復する規制委の使命に反している」と話した。





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奈良県警が「無職で家がない」という罪(軽犯罪法違反)で男性を逮捕!!

●2012/9/24  「働けるのに無職で逮捕」に衝撃!――web R25

奈良県警の公式サイト内の「県警Weekely News」というコーナーに、珍しい事件が掲載され、ネット住民たちを驚かせた。その珍しい事件とは以下のようなもの。

「6月下旬ころから9月16日深夜までの間、田原本町内において、働く能力がありながら収入もないのに仕事もせず一定の住居を持たないでうろついていた男(54歳)を、軽犯罪法違反で現行犯逮捕しました」

つまり、何か物を盗んだり、何かを壊したり、誰かを傷つけたりして逮捕されたわけではなく、住居がない状態で働けるのに働かなかったことで逮捕されたのだ。

たしかに、軽犯罪法第一条を見ると、「生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの」を「勾留又は科料に処する」と書かれている。法律に則れば、今回の容疑者の行為は、軽犯罪法違反となるわけだ。



   「おめーはNEETか!!」




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堀江貴文の真骨頂――その身も蓋もない様

『拝金』
▲堀江貴文『拝金』


主人公は、都内のゲームセンターで出会った“オッサン”と呼ばれる社長に見込まれ、ITベンチャーの世界に足を踏み入れる。“オッサン”からの助言や援助を受けた主人公は、ゲームの開発で成功し、上場を果たす。企業買収を繰り返し、事業が飛躍的に拡大する中、遂には投資家から集めた豊富な資金を武器に、プロ野球球団やテレビ局の買収に乗り出すが……。

かつてのライブドアを彷彿とさせる展開だが、本作はあくまでもフィクションである。



注目すべきは、華やかなヒルズ族――特権階級たちの暮らしである。例えば、村上龍さんによる特権階級の描写は、読み手の想像の範囲を超え、その超える部分において真実味を持つ。では、本作はどうか。高級ワインにトリュフ、VIPルームでのグラビアアイドルとのカラオケ、女子アナとの合コン――。それはあまりに下世話で、しかも読み手の「想定内」である。「身も蓋もない」と言わざるを得ない。しかし、それこそが本作(というか、著者自身)の真骨頂である。

もう1つの注目すべき事柄は、女性へのランク付けだ。本作には、“サル”と呼ばれる「遊ぶときに女を調達」する人物が登場するが、彼は女を見た目で差別しない。女子大生なのか、モデルなのか、女優なのか。女を階級で区別し、主人公の出世に合わせて高い階級の女をあてがう。そうした“サル”の品性とは、まさに身も蓋もなく順列が決められる私たちの社会そのものでもあるのだろう。



かつて「人の心は金で買える」と発言した著者は、“拝金主義者”と呼ばれた。そうしたラベリングの裏には、“金の価値”を本質と捉える社会の本音があるのではないか。しかしながら、価値は本質とは関係がない。ワインの価値は味では決まらない。産地や投機人気で決まるのだ。

「人の心は金で買える」――。社会の本音を身も蓋もなく表した名言である。




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No title by さきしなてるりん
そんな暮らしもありですね。でも、男の二人暮らしは殺風景なんじゃありませんか?(笑)ま、それもありかな。ストレスのない社会にしたいですね。ほんとに。
Re: No title by ばたお
さきしなてるりん さん、コメントありがとうございます。

殺風景ですw
でも、これもありですよ。

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週刊文春「AKB48佐藤亜美菜・近野莉菜、テニミュ俳優と合コン」

「HKT48古森結衣の不当解雇は許さない!」と息巻いていた佐藤亜美菜さん、自分はしっかりと合コンに参加する

●「またもAKBスクープ撮! 深夜の“イケメン俳優合コン”誰だ?」――『週刊文春』2012/10/4号

小誌「前田敦子泥酔パンツ」スクープの影響で、メンバーの管理指導はより厳格化されるかと思いきや、記事が出たわずか8日後、小誌はまた別のAKBメンバーの合コンをキャッチ。眠らない街、新宿で深夜から7時間にわたって開かれた合コンの一部始終がまた撮れちゃいました。

9月20日、23時過ぎ。歌舞伎町のカラオケボックスPに現れた男女4人。イケメン2人の後ろをついて行くのは、チームBの佐藤亜美菜(21・総選挙21位)と、近野莉菜(19・同圏外)。AKB担当記者が解説する。

「近野は無名ですが、佐藤は09年、第1回総選挙で“シンデレラガール”として脚光を浴びました。当時、テレビや雑誌の出演はほとんどなく、それでも懸命に頑張る姿に心打たれた秋葉原のファンの投票により、予想外の8位に食い込んだ。運営側から推されなくてもファンが愛(票)を投じれば上位に入れる。佐藤こそ“会いに行けるアイドル”というコンセプトを体現した存在でした」

2人のお相手は、若手俳優・廣瀬大介(21)と志尊淳(17)だった。2人はミュージカル「テニスの王子様」に出演する“金の卵”。原作漫画もヒットしたが、舞台も累積動員百万人を突破する人気。若い女性が殺到し、チケットの入手も難しいという。

(合コンの)料金は朝7時までのフリータイムで1人2400円ポッキリ。ドリンク代の節約か、佐藤は何度か持参したペットボトルのダイエット茶を飲んでいた。マエアツ、大島優子が1時間1万円以上する麻布十番の高級カラオケカフェのVIPルームを使っていたのを考えると、やや不憫ではある。


   週刊文春「またもAKBスクープ撮! 深夜の“イケメン俳優合コン”誰だ?」(1)    週刊文春「またもAKBスクープ撮! 深夜の“イケメン俳優合コン”誰だ?」(2)    週刊文春「またもAKBスクープ撮! 深夜の“イケメン俳優合コン”誰だ?」(3)


   佐藤亜美菜「合コンとか一生やらないで人生終わるんだろうなー」



●2012/8/17  佐藤亜美菜さんのモバイルメール(有料配信)

あみなの事情

ゆい(注――HKT48を解雇された古森結衣さんのこと)はわたしのたいせつなともだち(^O^)
ゆいをかなしませるひと
絶対にゆるさない(^O^)

いいたいこともいえず
しんじつはブラックホールのなかにきえてゆく(^O^)
そんなの絶対にゆるさない(^O^)(^O^)

ゆるさない


 → HKT48騒動



●黒い噂が絶えない佐藤亜美菜さんのスキャンダルの1つ
 → AKB48佐藤亜美菜が怪しいおっさんと食事



◆AKB48第1回選抜総選挙  第8位:佐藤亜美菜
 


 → 週刊文春よ本気でAKB48潰したいなら渡辺麻友と島崎遥香だろ




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アメリカ国民の約7割が「給料ぎりぎりの生活」

●2012/9/20  米国民の約7割が「給料ぎりぎりの生活」=調査――ロイター

米給与計算業協会は19日、米国民の約7割が、給料ぎりぎりの生活を送っているとの調査結果を明らかにした。

給与所得者約3万人を対象に実施した同調査によると、給与の支払いが1週間遅れた場合、生活が「若干難しくなる」もしくは「非常に難しくなる」との回答は68%に上った。同協会はこの結果について、米国民はまだリセッション(景気後退)の後遺症に悩まされていることが示されたとしている。

給料ぎりぎりの生活をしている人の割合は2006年には65%だったが、リセッションを受けて2010年には72%に上昇していた。

同協会が拠点を置くサンアントニオでファイナンシャルプランナー業を営むウェンディ・コワリク氏は、貯金が困難な労働者が増えており、今回の調査結果も「憂慮すべきだが驚きではない」と語っている。

折しも米大統領選では、共和党のロムニー候補が、国民の47%は所得税を払っておらず、政府に依存していると発言したことが明るみに出て物議を醸したばかり。

ロイターとイプソスが19日発表した世論調査によると、同発言を受け、登録有権者の43%がロムニー氏の印象が悪化したと回答している。





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「非婚化」「恋愛離れ」が、なぜ〈問題〉なのかが分からない。

●2012/9/14  白河桃子「非婚・晩婚化『結婚したいけれどできない若者』が増えたため」――NEWSポストセブン

日本では非婚・晩婚化が進んでいます。実際それはどの程度なのか、まずはデータで確認しておきましょう。

国勢調査(2010年)によると、25~29歳の女性の約6割、男性は約7割が未婚で、この数字は一貫して増加傾向にあります。30~34歳、35~39歳の未婚率の数字も同様です。

これは、バブル崩壊後の1990年以降に顕著な傾向です。原因として考えられるのは、「草食系男子」「女のおひとりさま」が増えたから、といったものではありません。

内閣府の「結婚・家族形成に関する調査」(2011年)によると、「すぐにでも結婚したい」「2~3年以内に結婚したい」「いずれは結婚したい」を合わせると、20~30代の未婚者のうち男性は約83%、女性は約90%が「結婚したい」と回答しました。過去の類似する調査を見ても、結婚を希望する若者の割合はほとんど減っていません。

つまり、「結婚したくない若者」が増えたのではなく、「結婚したいけれど、できない若者」が増えたのです。




●2012/9/15  白河桃子「女が結婚相手に望む『年収600万円』は独身男の5.7%だけ」――NEWSポストセブン

結婚相手に600万円以上の年収を望む女性は合計で33.4%、という数字の調査があります。また、2004年の別の調査では東京都に住む未婚女性の約39%が結婚相手に年収600万円以上を希望するというデータもあります。

この「600万円以上」という数字は未婚女性の口からよく出てくる数字なのですが、自分が仕事を辞めて出産・育児をする時、夫に自分と子供を養えるだけの経済力、つまり「自分の年収×2」を稼いでほしいという考えが背景にあるようです。

ところが、年収600万円以上を稼ぐ独身男性の割合は、わずか5.7%にすぎません。

20人に1つという少ない席を争う“椅子取りゲーム”では、座れない人が続出するのは当たり前です。

未婚女性は贅沢を望んでいるわけではありません。

正社員の女性が結婚や出産で一度退職してしまうと、一部の大企業や公務員の恵まれた人以外は、フルタイムの仕事に戻ることはできません。

その場合、生涯賃金として1億5000万円から2億円ほどが失われると言われています。そんな状況では、収入の少ない、不安定な男性に将来を託すのは非常にリスキーです。終身雇用や年功序列賃金が崩壊しつつあり、非正規雇用の若い男性が増える中で、なかなか結婚に踏み切れないでいるわけです。

先進国では、女性の社会進出と出生率はセットで上がっていくものですが、残念ながら日本では妊娠・出産後も継続してフルタイムで働く女性はここ20年間、20%から増えていません。女性の社会進出がなかなか進まない上に、若い男性の“収入崩壊”が想像以上の早さで進んでいます。

結婚・出産を経ても女性がフルタイムで働ける環境になれば、女性が男性に求める収入はそれほど多くなくてもよくなり、結婚できる人は増えるでしょう。そうした会社や社会の体制を整えることが大切です。それには、妊娠出産の前後には1人分の仕事を2人で分担するワークシェアリングのような柔軟な働き方が容認される必要があります。




●2012/9/11  若者の恋愛離れ 生身女性は自由きかずアニメやゲームに走る――NEWSポストセブン

「最近の若い男性は女子化しつつあるようです」

と話すのは、ニッセイ基礎研究所生活研究部門研究員の久我尚子氏。

例えば、母親と仲が良く、2人だけで外食したり、その場に同性の友人を呼んだりすることが増えている。これは「昔は女子しかやらなかったこと」(久我氏)だ。しかも、そのことをフェイスブックにアップし、男性の友人が「いいね!」と反応する。

去年秋にはヒルトン小田原リゾート&スパが、男性グループで1泊2日を過ごして食事などを楽しむ、女子会ならぬ「男子会プラン」を提供して好評を博した。また、今年4月末から9月末まで、居酒屋チェーンの白木屋が様々な特典のある「男会」プランを提供している。

「男性は男性だけで楽しむ傾向が強まっているんですね。これは『恋愛離れ』と表裏一体の関係にあります。男性ほどではないにしろ、女性も同様です」(久我氏)

男女とも20代の未婚率、交際相手を持たない未婚者の割合は上昇を続けているが、特に注目すべきなのが「異性との交際を望んでいない」人の割合が男性の18~19歳で34.7%、20~24歳で28.1%、女性の18~19歳で33.0%、20~24歳で22.8%もいることだ(国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査」)。

「バブルの時に大人になっていた世代までは恋愛至上主義的なところがあったが、今の若者にとって恋愛は必ずしも関心の中心ではなくなっている」(久我氏)のだ。

「恋愛離れ」の背景には、恋愛や結婚に関する価値観の変化があるのだろうか――「いや、そうではない」と社会学者の山田昌弘氏は話す。

「今でもほとんどの若者は、普通に結婚して、子供を持ち、男は仕事、女は家事と育児に勤しむという結婚観を持っています。ところが、非正規雇用の未婚率が高いことが物語るように、経済力がないために結婚できない男性が増えたのです」

そして、結婚を諦めた男性が恋愛に消極的になり、草食化しているというのだ。山田氏は、昔ながらの結婚観が変わったのではなく、変わっていないからこそ問題だと指摘する。その結婚観に縛られている限り、結婚できない男性が増え続けるからである。





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戦争はヤバい! 体験したことはないけど(キリッ

●2012/9/10  小島一彦「元兵士たちの『最後の証言』 『8月の定番』を超えた重みと手応え」――朝日新聞デジタル:メディア・リポート from ジャーナリスト学校

毎年夏、各紙に登場する「戦争もの」。「8月のジャーナリズム」などと揶揄されようと、欠かせない定番記事だ。中日新聞で昨年夏から1年間にわたった「太平洋戦争 最後の証言」も当初は8月の単発企画の予定だった。それが、今年7月までの年間企画(6部構成、計41回)へと発展したのは、地獄のような戦場から生還した元兵士たちの証言の迫力に押された結果だった。

従来の「戦争もの」では、空襲体験者の記憶や、広島・長崎の原爆、旧満州からの引き揚げの苦難などの話が中心だった。戦場での兵士たちの証言は断片的であり、局地戦に絞った企画が多かった。

今年は戦後67年。従軍当時は20代の若者だった兵士たちも、80代後半から90代の高齢者ばかりだ。社会部取材班にとって時間という大きな壁と向き合う覚悟が求められた。この連載でデスクを担当した鈴木孝昌遊軍キャップ(現・経済部長)は「(元兵士たちには)この先残された日々を数え、どこかで(自分の戦場体験を)話しておかなければ……という切羽詰まった思いがあった」と振り返る。

取材の取っかかりは東海地方出身者で結成された「陸軍歩兵第228連隊」の連隊史や名簿をもとに取材対象を割り出す作業から始めた。1942年11月、南方で攻勢に転じた連合軍を阻止するため南洋ガダルカナル島に上陸した2500人のうち、生還者はわずか300人余という悲劇の連隊だ。その生還者も年々鬼籍に入り、少なくなっている。「最後の証言」という言葉に重い現実感が伴う。

ところが、いざ取材にかかるとすごい手応えがあった。―戦友を見捨てた。人間の肉を焼いて食べた。血をすすってのどを潤した。仲間を射殺した。連合軍の圧倒的な火力を前に、敗走を続ける日本兵。華々しい戦闘で命を失うのではなく、飢餓と熱病で倒れる兵士が多かった。暗く忌まわしい記憶をたぐるように、とつとつと記者に語る元兵士たちは、微に入り細をうがち、その情景を描写した。万感迫ると、声を上げて泣いた。

インタビューに何日も通うこともあり、一人当たり十数時間に及んだ。取材班は「迫力ある証言が得られ、彼らの発した言葉を、そのまま記録しよう」と考えた。「戦場の音や臭い、熱帯の空気、感覚、それらをリアルに再現しよう」と試みた。それが昨年8月10日付朝刊から「餓島からの帰還~名古屋・歩兵二二八連隊最後の証言」(5回)として結実した。

その最終回に、次のような戦友の射殺場面が描かれている。

―「歩けない者は自決せよ」。撤退を前に、小隊長が同年兵の荒巻勉=当時24歳、岐阜県恵那市=に命令した。栄養失調で動けず、塹壕に残っていた。「こ、殺さんでくれ」。小隊長が向けた銃口に手を合わせ、命を乞う。はって逃げようとした瞬間、銃弾が後頭部を撃ち抜いた。

連載第2弾の「戦艦大和の遺言~中部の乗組員たちの記憶」には、海に落ちた兵たちを救助する場面がある。沈没を免れた駆逐艦から下ろされた救助の縄ばしごに皆が必死にしがみつく。その重みで綱の一方が切れた。「わしのはしごや。大勢つかまるな」。元兵士がそう思ったとたん、もう一方の綱もぷつりと切れ、再び海に投げ出された。「まるで芥川竜之介の『蜘蛛の糸』やった」。

第5弾の「捨て石の島~陸軍石部隊と島人(しまんちゅ)の沖縄戦」では、寄せ集めの兵士100人ほどを従えた名古屋市昭和区の伍長、神谷五郎(90)が米軍の戦車にダイナマイトごと体当たりする兵の指名をする場面がある。

―暗い洞窟の中で、近くに見える兵から「次はおまえだ」と指名していく。拒む者はいない。(中略)同期の上等兵に突撃を命じた時だった。

「俺を使うのか。覚えておけよ」と、同じ名古屋出身の戦友はにらみつけた。神谷は一瞬たじろいだが、黙って見送るしかなかった。(中略)神谷は、死を命じた兵隊たちへの慚愧(ざんき)の思いを、戦後ずっと抱き続けることになる。

第6弾の「果てなき白骨街道~インパール作戦敗走の記録」では、高熱に倒れた「加藤」という戦友を撤退途中に置き去りにした証言が掲載された。後日、愛知県愛西市の大河内寿満子さん(68)が「私の父ではないか」と名乗り出た。証言したのは名古屋市中川区の秋田豊久さん(90)。取材班の仲介で大河内さんと親族が秋田さんの自宅を訪ねた時の様子が、連載終了後に掲載された。

■朝食前に読めるか! 非難もあった迫真の表現

同僚を見捨てた記憶にうつむく秋田さんに、寿満子さんは「やっと父の最期が分かりました。ありがとう」と声をかけた。秋田さんは復員後、戦病死した戦友宅を訪ね、遺族に最期の様子を報告してきた。「ただ、加藤のことだけは無理だった。置き去りにしたなんて、とても言えんから」。秋田さんの長く苦しい沈黙が終わった瞬間だった。

これが10年前だったら(取材は)違っていたと思う。悲惨な記憶は墓場まで持って行こう、と誰もが思っていたし、家族にも話していなかった。記者が何度も通ううちに、重い口を開いてくれた」と鈴木は語る。6人の記者が取材した元兵士や遺族は合計300人近くに上った。

戦闘で腸が飛び出した、傷口にうじがわき、それを食べた―など「映像が浮かぶように」リアルに表現した。「朝食前にこんな文章を読めるか」という非難の声もあった。「表現をマイルドにしたら、実名で証言してくれた元兵士に失礼だと思う。だから、言葉はそのまま生かした」と鈴木は言う。

連載後の反響は大きかった。200通を超える手紙が社会部に届いた。取材を希望する声もあったが、余りに多すぎて、ほんの一部しか紙面化できなかったことを鈴木は悔やむ。連載は今年8月中旬、『祖父たちの告白~太平洋戦争70年目の真実』として出版された。





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歴史において〈政治的である〉とは何か――ポストモダン歴史学の批判的検討(4)

ポストモダン歴史学の意義

「言語・言説によるリアリティの構築」「現在の政治的関係の中で構成される過去」といった理念の基に展開されるポストモダン歴史学は、何も単なる「理論信仰」から生まれたわけではない。

その端緒は、従来の歴史学が見過ごしてきた政治的契機を可視化すること――それは、「女性」というカテゴリーを歴史的に不変なものとして捉えてきた労働史・女性史に対するスコットの憤りであり、公式に残された史料を特権視する実証史学へのラ・カプラによる異議申し立てである――によって、「歴史の番人」「歴史の裁判官」といった歴史家像を根底から問い返すという問題意識にあった。

ポストモダン歴史学の実践は、「公文書のどこに書いてある」「そんな史料は眉唾だ」と主張する歴史修正主義者に対して、「実際に何があったのか」という実証史学的な問題の枠組みをいったん脱臼させ、問いの構造そのものを転換させるという切実な政治的・倫理的意味を持っていたのである。

また、アーレントによれば、ジェノサイドとは、ユダヤ人の大量虐殺という実定的な出来事を意味するだけでなく、そうした出来事が存在したことの痕跡(証人・証拠)をも根絶してしまおうとする非出来事でもある。このような非出来事を、出来事として表象することの困難さ、あるいは不可能性というのも、ポストモダン歴史学の論者を実証史学批判に向かわせた。


◆参考文献
 ・高橋哲哉『記憶のエチカ』



※参考記事:「慰安婦、強制連行の証拠ない」 橋下大阪市長が言及――MSN産経ニュース

大阪市の橋下徹市長は21日(注――2012/8/21)、日韓関係について記者団の質問に答え、いわゆる慰安婦問題について「慰安婦が(日本)軍に暴行、脅迫を受けて連れてこられたという証拠はない。そういうものがあったのなら、韓国にも(証拠を)出してもらいたい」と述べた。

橋下市長は「(慰安婦の)強制連行の事実があったのか、確たる証拠はないというのが日本の考え方で、僕はその見解に立っている」とし、「韓国としっかり論戦したらいい」と話した。



(つづく)




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No title by 根保孝栄・石塚邦男
ポストモダンの歴史学についての明晰な記述、見事です。

これは、文学における「文献学者」の実証的な古い探査方法にも新たな視界を与えるものと平行するものでしょう。

Re: No title by ばたお
根保孝栄・石塚邦男さん

コメントありがとうございます。

タイトルからも明らかなように、私は「ポストモダン歴史学」の立場を手放しに称賛してはいません。しかし一方で、「実証主義歴史学」(近代歴史学、ランケ史学)の〈現実の政治〉に対する鈍感さに危惧を覚えています。

私はポストモダン歴史学の嚆矢を、実証主義歴史学が方法論にこだわり過ぎるあまり〈政治的〉でなくなってしまったことにある、と捉えています。〈政治的〉であることは科学や学問にとって必ずしも有害なことではなく、むしろ〈現実の政治〉を無視することで生まれる不利益・不都合の方が大きい場合が多いことを考慮し、そういった意味においてポストモダン歴史学には意義があると思っています。

実証主義と文献主義を超克して by 根保孝栄・石塚邦男
慰安婦問題で橋下維新代表のコメントが波紋を呼んでいるが、タブーに政治的に挑戦した姿勢は大いに買っていいと思ってます。

日本軍の慰安婦虐待問題が世界の顰蹙を買ってますが、橋下は「日本も反省すべきだが、欧米諸国も同じように婦女を兵隊の慰安に利用していた実態を認めるべきである」と提言、物議をよんでいる。

これは日本として世界に発信して「日本も悪かったが、あなたたちも同じことをしていたことを認めて、二度と悲惨のないように考えてほしい」と主張しているところが、ポストモダニズム的姿勢として評価したい。
Re: 実証主義と文献主義を超克して by ばたお
根保孝栄・石塚邦男さん

コメントありがとうございます。

橋下さんがそういった目的で主張しているのならば、私もその意見に同意します。

ちなみに個人的な解釈によると、「戦争に慰安婦は絶対に必要というわけではなく、慰安婦なしに戦争は行われるべき」なのか(慰安婦無価値論)、「戦争は慰安婦をはじめとしたあらゆる暴力を必然的に引き起こすので、戦争そのものがよくない」のか(戦争無価値論)、そういった議論が必ずしも明確になっておらず、あるいは渾然一体となっているのが、今回の橋下発言の炎上の要因の1つではないかと思っています。

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プロフィール

ばたお

Author:ばたお
・1983年大阪府生まれ。大阪府河内長野市在住
・半自給農民、工場非常勤。できるだけ稼がず、できるだけ消費しません。シェアハウス運営
・土と暮らし研究会

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