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暴走する\(^o^)/営業車

街で一番タイヤを鳴らしている車は、言わずもがな営業車だ。

営業車は、原則的に暴走している。巡回しているパトカーに注意されても、きちんと謝れば切符を切られずに許してもらえる場合すらある。



営業車と言えば、プロボックスやサクシード、ハイエースにADバンが鉄板だ。

――ドアのキーシリンダーを回して、そのドアだけが解錠される。メーターはスピードと燃料だけで、その他の機能はエアコンとAMラジオのみ。窓のハンドルをグルグル回して、サイドミラーを手動で調節する。ボディカラーは当然白。

オシャレとは無縁の、実用性第一主義。それは、ある意味で車の限界性能を最大限に引き出しており、まさに移動と運搬のためだけに使われる“営業マンの足”だ。



    ▼高速道路で最も速いのは、ベンツでもポルシェでもない。それはプロボックスだ。
    プロボックス



では、どうして営業車はいつもキレているのだろうか。

有力な説として、納品に遅れたらクビ、ないしは会社が倒産する、というのがある。たしかに、それもあるだろう。しかし、最大の要因はそうではない。得意先にしばかれ、会社に戻ると上司に怒鳴られ、アタるところが結局は営業車のみ。それこそが、ブレーキシューが減ろうがタイヤの溝がなくなろうが関係ネェ、という態度につながっているのだ。



    ▼ボディが砕け散っても走り続けるハイエース。そのタフさは、戦場でも活躍可能か?
    ハイエース



「150キロでぶっ飛ばしながら弁当を食っていた先輩Σ(°Д°;)」などの恐ろしい逸話がある営業車業界も大概だが、実際のところ、本当にヤバいのは深夜の代行車や朝のゴミ収集車だ。奴らはミラーすら見ていない。轢き殺されたくなければ、近づかないのが正解だろう。



    ▼シンプルでデザイン性のない無骨さがカッコいいADバン。なかなか煽られない。
    ADバン



だが、本当のブラック企業には営業車などない。そこには、社長の命令で買わされた取引先のディーラーの外車があるのみだOrz





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トラックもけっこう怖いですよね! by hnhk
トラックもけっこう飛ばしてますよね!
以前、家電の配達助手をやっていましたが、その時のトラックドライバーは、かなりやばい運転をしていました。

雪が降る夜の高速(制限速度50km規制)を、120kmでぶっ飛ばしたこともあります。配達の予定が詰まっていたとはいえ、飛ばし過ぎ!

しかも、途中で睡魔が襲ってきたのか、いきなり窓をあけ外気を入れて目を覚まそうとしていました。とにかく、私はシートベルトを締めて事故に備えるしかありませんでした(涙)

あと、○○便のドライバーをやっていた方に直接聞いたのですが、その会社では、高速の直線区間で仮眠を取れて一人前と言われていたそうです。

この話を聞いたのはバブル崩壊の頃なので、昨今の労働環境が厳しくなっている状況を考慮すると、余り改善されていないような気が…。

ちなみに、免許を取った自動車教習所で教えてもらいましたが、某大学の研究によると、事故率がダントツに高かったのは、H社の黒色の車だったそうです。

H社は同クラスのT社の車より値段が安いので、相対的に収入の低い若者が購入しやすく、かつ黒を選ぶ層に多少運転が荒い人が多いのではという推測でした。

とにかく、やばそうな車の後ろには付かないようにするのが、無難ですね。

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新自由主義と正社員(3)

雇用環境の保守化

1992年に「就職氷河期」という言葉が生まれて以来、若者の雇用状況は一貫して厳しかった。

リクルートのワークス研究所によると、大卒の求人倍率が最低だったのは2000年であり、0.99倍。2001年も1.09倍と非常に厳しく、これは、順調にいけば1977~1978年生まれの人が大学を卒業する年に当たる。また、就職率で見た場合、大卒では2000~2005年(すなわち、1977~1982年生まれの人)が50%台後半となっており(文部科学省による)、この時期が一番厳しかったことが分かる。


2007年1月の特集記事で朝日新聞は、1972~1981年生まれの世代を「ロストジェネレーション」と名付け、不況期に社会に出ざるを得なかった2000万人が、就業状況において苦しい立場に立たされていることを明らかにしたが、以上のデータは、就業状況が「後期ロスジェネ」において特に厳しかったことを物語っている。

ちなみに朝日新聞の定義に従えば、ロスジェネの内、先頭の1972年生まれの人は順調にいけば高卒で1991年、大卒で1995年に就職しており、一番後ろの1981年生まれの人は高卒で2000年、大卒で2004年に就職したということになる。2011年現在で言うと、ちょうど30代の人たちが「ロスジェネ」ということになる(この層にはニートも多いと思われるが、政府の公式見解=厚生労働省の定義に従えば、35歳になると自動的に「ニート」はニートではなくなることに注意)。




しかしながら、こうした状況は2006年頃から改善されつつある。その要因としては、団塊の世代の定年退職に伴う求人の増加、不良債権処理の完了、回復基調にある景気の反映といったものが挙げられる。それとともに、新卒で就職する若者たちの意識にも変化が見られるようになっている。


財団法人社会経済生産性本部が行っている新入社員の意識調査の結果によると、「今の会社に一生勤めようと思っている」と回答した新入社員は、1997年の時点では27.3%だったのに対して、2007年には45.9%にまで上昇している。同様に、「若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない」と考える新入社員は、1997年の47.3%から、2007年には26.4%にまで減少している。なお、「若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない」が「今の会社に一生勤めようと思っている」を逆転したのが、2005年である。


このような傾向を踏まえるならば、日本社会は「雇用という問題」を再び「終身雇用」へと戻し、会社が社員の生活を保証することによって解決しようとしているように見える。言い換えると、20代の若者たちは「保守化」しているのである。「保身」と言った方がいいかも知れない。それは、「採用試験というハードルを越えさえすれば、後は死ぬまで守ってもらいたい」という願望となって表れているし、もはや大学が「就職予備校」と化していることからも明らかであると思われる。


(つづく)





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Re:雇用環境の保守化 by hnhk
>、「今の会社に一生勤めようと思っている」と回答した新入社員は、1997年の時点では27.3%だったのに対して、2007年には45.9%にまで上昇

雇われる側は、終身雇用を望んでいるのに、雇用する側は、ほんの一握りのエリートを終身雇用するだけで、他の被雇用者の流動化をますます加速させようとする。

今や、終身雇用の代名詞であった一般職の公務員についても、スト権を付与し雇用保険への加入を認めることが政府側で議論されるなど、ますます流動化しています。


被雇用者と雇用者との意識の相違が、社会変革の一つのエネルギーになるのでしょうか?
Re: Re:雇用環境の保守化 by ばたお
難しい問題です。
ただ、「国民みんなを終身雇用しろ」という要求は無茶な気がします。

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\(^o^)/予想外れ過ぎワロタ\(^o^)/

商業主義と芸術性」のコメントにおいて、「AKBの人気はこれからどんどん落ちていくと思われます」と書いた。これは、島田玲奈事件、森杏奈事件、大場美奈事件などの一連の情勢を踏まえての発言であった。「人気が落ちる」というのは、言わずもがなCDのセールスなどに悪影響を与えるということだ。

しかしながら、その予想は大きく外れてしまった(爆)
新曲はバカ売れし、カラオケでも人気があるという ←←← Orz


●オリコン・デイリーランキング(2011/8/23付)
  1位  1,025,952枚  AKB48「フライングゲット」
  2位    28,943枚  V6「Sexy.Honey.Bunny!/タカラノイシ」
  3位    14,412枚  ぱすぽ☆「ViVi夏」
 
  → ORICON STYLE


●オリコン・歴代カラオケランキング連続1位獲得数
  1位  43週連続(継続中)  AKB48「ヘビーローテーション」
  2位  42週連続        ORANGE RANGE「花」
  3位  37週連続        GReeeeN「キセキ」

  → ORICON STYLE


AKBヲタがCDを買いまくって、カラオケを歌いまくった結果が、このザマである/(^o^)\ナンテコッタイ

では、なぜ予想は外れてしまったのだろうか。もしかすると、私がおっさんの領域に近づいてきたため、若者文化についていけなくなってきたということなのかも知れない。しかし、「近頃の若者は云々」という物言いだけはしたくないものである。まぁ、まだそんな歳ではまったくないのだが。


  AKB商法・CD付き握手券




恥ずかしながら、もう1つ外してしまったことがある\(^o^)/オワタ
「予想とは外れるもの」なのだ。。。

ハイコンテクストとローコンテクスト」において、「恐らくあまり評価されないだろう」と言っていた「抱きしめちゃいけない」のミュージックビデオが、ネット上、というか2ちゃんねる上では絶賛されているのだ。

 例えば → AKB48まとめんばー

ただし、「オタクであれば、この“よさ”は分かるのかも知れない」と言及していることから、これに関してはあまり追及しないでもらいたい(泣)。ただ少し警戒しているのは、私の頭が“2ちゃんねる脳”になってはいないか、ということだ。“まともな社会人”を目指している私にとって、もしそうだとすれば、状況は最悪である。





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新自由主義と正社員(2)

既得権批判の構造

例えば城繁幸さんは、若者が正規の雇用に就くことができないのは、「すでに雇用している人間の既得権を維持するために、若者の雇用を犠牲にした」からだと述べる。ここでは、「正規雇用にある」ということが、必然的に「何もしないで現在の地位を維持できる」ということを含むと見なされている。


安定した雇用からはじき出された人々が、既に雇用を得ている別の人々に対して、その地位は不当に専有された利権であり、解放されるべき「既得権」なのだと批判する――。


「既得権批判」とは、私の現在の不遇な状況は、どこかで不当な利益を抱え込んで手放さない既得権者がいるからで、彼らを取り除けば問題は解決する、というタイプの思考法のことである。その既得権者とは、かつては郵政族などの官僚や特定の業界の大企業のことを指していたが、現在では一般企業に勤める正社員にまで、その対象を拡大させている。

既得権批判の主体となっているのは誰か。それは、いわゆる「ロスジェネ」である。彼らの中からは、多くの問題を抱えた現在の社会をよりよいものにしていくための様々なアイディアや、具体的な社会運動が立ち上がりつつある一方で、そこには自己の不遇に対する漠然としたやりきれなさや不満が形成されつつもある。彼らが「既得権」を批判するのは、まさに自らの境遇が「奴ら」によってもたらされたという認識があるからだ。



しかし、一般企業に勤める正社員というある意味で“普通に暮らす人々”にまで「お前らは既得権者なのだ」と言うのは、既得権の意味をかなり拡張した使い方であるような気もする。

では、なぜ彼らは「安定した正規雇用=既得権」というロジックにこだわるのか。恐らくその背後には、「正社員」という立場に対する私たちの歪んだ強い期待があるのではないだろうか。


 ●参考文献
   城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』


(つづく)





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“運”と“努力”のアンバランス by hnhk
「既得権批判」にこだわりすぎる人は
①正社員≒運>努力→運の良い人
②非正規≒努力>運→努力が報われない人
という思考が強いのでしょうか?

②については、自身が努力家である某知事H氏や自己啓発のカリスマK氏からすると、努力不足と一蹴されそうですが…

私としては、①②ともに、ある程度的は射ていると思います。
ただ、経済手成功に占める“運”的要因の高まりを、ロスジェネ世代は強く感じているかもしれません。

というのも、ロスジェネ世代の幼少期は、まだ一億総中流の幻想も生きていましたし、“努力”で“運”的要因(生れつきの境遇も含めて)を克服できると信じられていたように思えるからです。

ところが、大学を卒業して就職する頃になるとバブルが崩壊して経済状況は悪化、正社員への夢は急速にしぼんでしまった。そして、「話が違うよ」ということになってしまったのでしょう。

かくいう私もロスジェネ世代で、小学生の時に
「ぐうぐうと 会社で寝てる 窓際族」
という川柳をつくり、“国語”の時間に発表した思い出があります。
窓際族がまだまだ健在だったのです(苦笑)
Re: “運”と“努力”のアンバランス by ばたお
ご意見ありがとうございます。参考になります。

> 「既得権批判」にこだわりすぎる人は……という思考が強いのでしょうか?
なるほど。
努力していないと正社員にはなれませんが、努力したからといってなれるわけではないですからね。

> というのも、ロスジェネ世代の幼少期は……「話が違うよ」ということになってしまったのでしょう。
ロスジェネ世代は、「就職する頃にバブル崩壊 → 話が違うよ」ということで、「正社員という既得権をよこせ」ということになるということでしょうか。
私は物心ついた頃から「日本はもうダメだ」と聞かされて大きくなった、ロスジェネより下の世代なので、「夢よりも保身」という態度がよく理解できます。なので、「若者は右傾化・保守化している」と無邪気に言ってくる先行世代のことは端的にムカつきますが。
Re: Re:“運”と“努力”のアンバランス by hnhk
>「若者は右傾化・保守化している」と無邪気に言ってくる先行世代のことは端的にムカつきますが…

それは、私も同感です!

今も献身的に活動をなさっている方から聞いたのですが、「(60年代後半は)学生運動やってて、パクられても、3回(逮捕歴)までならA新聞なら就職できた」とおっしゃていました。
その頃は、高度経済成長期かつ学士も今より希少という状況があったので、“学生運動”等の“冒険”は、今よりも容易くできたと思います。
そして、この世代は一定の年金を得て逃げ切りを図りつつあります。
このような世代から、「保守化」云々言われると腹が立ちます。

ですが、先行世代のことも少しは知ろうと思い、『もう一つの団塊世代論』(http://www.shimadzu-ryubun.com/book3.htm)を読んでみました。少し、先行世代への思いが、相対化されました。(ご参考まで)

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ハイコンテクストとローコンテクスト

AKB48の22枚目のシングルが本日発売された。そのカップリング曲「抱きしめちゃいけない」のミュージックビデオの出来が素晴らしい。


ポイントは、ぱっと見て低予算のB級感あふれる映像ながら、実は職人的な技によってそれが下支えされているという所だ。その技とは、衣装担当者の努力とメンバーの早着替え、見切れるタイミングの計算と絶妙のカメラワークである。一言で言えば、このミュージックビデオはスタッフとメンバーの愛でできている。



これと比べて、前回のシングル「Everyday、カチューシャ」のミュージックビデオは、正直に言ってプロが作ったのかどうか疑わしいほどの酷い出来だった。まず、映像をイジルことによってしか疾走感を出せていない。光の使い方も下手だし、個別メンバーの抜き出しも心地好くない。意味不明なまでに場面転換が多く、まるで監督の自己満足ストーリーを一方的に見せつけられているようで、ただただ苦痛以外の何物でもないのだ。おまけに、前田敦子さんのやる気もあまり感じられない。

通常、素晴らしいものを見れば、脊髄反射的に涙が出たり鳥肌が立ったりするが、そういうのが一切ない。このまるでクリエイティビティを感じさせない、あたかも出来のよいMAD動画のようなミュージックビデオは、もしかすると、「AKBという中身のないカスみたいな連中には、こんなMAD動画みたいなミュージックビデオこそ相応しいのだ」という監督の無常観の表明なのかも知れない。そうであればたしかに面白いのだが、しかし、それはあくまで好意的な見方であろう。



では、件の「抱きしめちゃいけない」はどうだろうか。このミュージックビデオには、普通に考えてストーリー性はない。そして、実際のところもないのであろう。しかしながら、何回観ても飽きさせない。なぜなら、視聴者が観る度に異なる独自の自己満足ストーリーを構想することができるからであり、端的にそういう作りになっているからだ。そして、これは反転して強烈な作家性を立ち上げている。原則的に資金使いたい放題のAKB48において、一切映像を捏ね繰り回さないこんなミュージックビデオを作った監督は、恐らくアホか天才のどちらかだろう。


しかし、普通の人が観れば、これはただの「地味でショボい手抜き映像」という評価にしかならないかも知れない。高いクオリティーを求めるミュージックビデオ・マニアからは、もしかすると見向きもされない可能性がある。実際のところ、よく見れば平嶋夏海さんの左手は青いシーツを持ち損ねているし、よく見なくとも、藤江れいなさんは花飾りを頭から落としている。他にも、冒頭の梅田彩佳さんによるカチンコの後のスタートという声だが、恐らくはスタートと言った後にカチンコするのが普通であろう。


だがこのミュージックビデオの優れた点は、自己満足な作家性を押し付けるのではなく、視聴者それぞれが独自の異なる自己満足ストーリーを観る度に構想できるという、そういう可能性を提供しているところにある。オタクであれば、この“よさ”は分かるのかも知れない。しかし、「分かる人には分かる」という閉じた態度が私は嫌いだ。なぜなら、それでは「島宇宙」という仲間内でのおしゃべりに過ぎないということになるし、それは転倒したエリート主義でもあるからだ。



この「抱きしめちゃいけない」のミュージックビデオは、なぜ“いい”のか。恐らくあまり評価されないだろうから、私が評価してみた。そして、その“よさ”は、オタクではない一般人にも伝えられなければならない、と勝手に思っている。


 → 1度観れば2度と観たくない、お金をかけた学芸会

 → たしかな技術に支えられた、安心・安定のチープ感


ただ一番ムカつくのは、貧乏な私が金満家であろうAKB48に、「別にお金かけなくてもいいものは作れるんだぜ」と皮肉られていることだ。





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新自由主義と正社員(1)

はじめに

団塊の世代を中心とした既存の正社員を守るために、若者の雇用を中心とした規制緩和が進んだ結果、若い世代の労働力の一部が「使い捨て」扱いされるようになった――。


このような事実に対してよく言われるのは、その前段の「あいつらを守るために若者の雇用を流動化した」という点が強調されれば、「お前らこそ流動化しろ」ということになるし、後段の「規制緩和が使い捨てられる労働者を増やした」という点が強調されれば、「規制緩和こそが批判されるべきだ。俺たちも正社員にしろ」ということになる。



現在のロスジェネをはじめとするワーキングプアやプレカリアートによる悲痛な叫びには、「もっと規制緩和しろ」と「規制緩和はいけない」という相反する主張が混在している。ステレオタイプで言えば、前者はエコノミストの主張、後者は左翼の主張ということにもなる。よってこの状況は、そのまま日本社会の抱えるねじれの縮図だとも言える。


以上のようなねじれを解消する方策は、端的に、必要なところに規制を含めたセーフティネットを構築し、不必要な規制を緩和すればいいというだけの話である。規制緩和と規制緩和批判のどちらかしかないというのは、理論的にはあり得ない。しかし実際問題、事態はそう単純ではなく、両者の主張は真っ向から対立している。それは、構想される社会の在り方も、求められる人間像も大きく異なってくるからだ。



この「新自由主義と正社員」では、

 ①「労働問題――雇用問題における新自由主義的政策を新自由主義的に批判するということ」の意義や問題点

 ②「規制緩和さえ批判すればよいのか。それでうまく行くのか」ということについての検討

 ③「私自身の労働問題に対する意識」を明らかにすること

という3つのテーマを中心に、書きながら考え、考えながら書いていく予定である。


なので、同じような論点を繰り返したり、あるいは主張が二転三転したりするかも知れないが、そうなってもご愛敬ということで許してもらいたい。


(つづく)





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今後の展開に期待します! by hnhk
ばたおさんの「高校生日記」に続く連載第二弾、期待しています。
といっても、プレッシャーになってはいけませんから、ぼちぼち頑張ってください。
この新連載に
 →建設的なコメントが多数寄せられる
 →ブラッシュアップにより理論進化
 →新書とかで出版
 となれば理想的ですね。

Re: 今後の展開に期待します! by ばたお
ありがとうございます。
見切り発車なので、結論が出ないかも知れないですが(爆)
時間があるときに頑張って書いていきたいと思います。
意見・批評等もいただけるとありがたいです。

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商業主義と芸術性

AKB48について高く評価できる点を挙げるならば、その1つは「徹底した商業主義」であろう。

しばしば商業主義というのは、芸術性とトレード・オフであると思われている。しかし、次のように考えることもできる。すなわち、商業主義的な勝利とは、権威による序列化からの自由をもたらしている、と。もしかすると、社会の慣習や体制からも自由になるのかも知れない。

要するに、誰に文句を言われることなく、あるいは誰から文句を言われようが、勝手にやりたいようにできるということだ。

商業主義を追求することは、必ずしも芸術性を捨てるということにはならない。逆に、商業主義的な勝利こそが、芸術性の追求につながることもあるかも知れない。ただし、そこで言う芸術性とは、評論家や誠実な知識人、あるいは国家機関が判断する芸術性ではなく、もはや大衆が判断する芸術性である。



   AKB48総選挙





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AKBは阿国になれるか? by hnhk
歌舞伎の祖とされている阿国は、「商業主義的な勝利とは、権威による序列化からの自由」を体現した人のように思えますが、いかがですか?

最終的に、女性や少年による歌舞伎は幕府に弾圧され、今のような野郎歌舞伎に落ち着きますが、民衆の支持に支えられてけっこう反体制的な演目もやっていたようです。

AKBが、今後どうなるか分かりませんが、野郎AKBになったら楽しいかもしれませんね?
Re: AKBは阿国になれるか? by ばたお
hnhkさんの指摘のように、阿国はたしかにそうかも知れないですね。

あと、野郎歌舞伎とはちょっと違うかも知れないですが、既にジャニーズがあります。ジャニーズはAKBとは違い、ブランド管理も経営戦略もしっかりしており、その人気と実力はAKBと比較するのも失礼なくらいです。それと、様々な理由から考えて、AKBの人気はこれからどんどん落ちていくと思われます。

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高校生日記(5)

体育祭編、つづきから


もちろん応援なんかあるはずもなく、ただ競技だけが粛々と行われていく。


1年生の団体競技は「玉入れ」だ。高校生にもなって、まさか玉入れをするとは思っていなかった。言わずもがな、ぶっつけ本番であるが、小学校の玉入れとは違ってほとんど百発百中で入る。何とどこのクラスが先にカゴを満杯にしたかで、勝敗が決まるというルールだった。

そして、メインの競技は「綱引き」だ。大縄跳び大会といい、この学校は縄が大好きなのだ。体育祭の3分の1ぐらいは綱引きをしているという有様で、ほとんど綱引き大会という状態であった。


徒競走に関しては、直線の80メートルと、運動場1周の200メートルの2種類がある。私は「200メートル走」に出場することになっていた。

さて、ご存じの通り私は何もできないヘタレであるが、実は走るのだけは得意なのだ。よって、体育祭は学校生活において活躍できる数少ない機会なのである。私はクラスの最終走者になっていた。ここで活躍せねば、次はマラソン大会まで活躍の機会はない(しかも、マラソン大会はあまり目立たない)。


スタート位置につく。周りを観ると……ちょwwwおまwwww。サッカー部ばかりじゃないか。Oh Got! ば、馬鹿な……。帰宅部の私がこんな連中に勝てるというのだろうか。

ヨーイ、ドン! → 運動場1周 → ゴール → 結果は……ダントツの最下位Orz。





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私はブービーでした。 by hnhk
>サッカー部ばかりじゃないか。Oh Got! 
中学2年の時に、陸上部に所属していたというだけで、クラス代表で400m走に出場させられ、あわや最下位でした。その時は、周りはサッカー部やバスケ部でした。
100mなら一瞬で終わりますが、400mは距離も長いし、恥をかく時間も長いしで辛かったです(涙)

ちなみに、「最下位」は“さいかい”なんですね。今の今まで“さいかいい”と発音していました。何度ローマ字入力で打ち込んでも「最下位」に変換されないので、やっと気付きました。
もうちょっとで「41才の春だから♪」(元祖天才バカボンed)まで気付かないところでした。

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高校生日記(4)

体育祭の話。


この日は朝から、運動場のクラスごとのスペースに、教室から自分の椅子を運ばなければならない。これが意外に重労働で、運び終えて休憩していると、いよいよ体育祭が始まる。


体育祭のオープニングと言えば、多くの場合「入場行進 → 校長先生の話 → 体操」である。


だが私の高校では入場行進など存在せず、集合の合図とともに、みんなダラダラと集まり出す。何となく集まったはいいが、クラスごとに整列したことなどないので、どうやって並べばいいかが分からない。それで、名前の順で並ぼうということになり(理由:それしかないからだ)、私の高校の名簿は女子から始まって男子が後だったので、男である私は後ろの方に行った。

次に校長の話なのだが、校長はせっかく台に上がったにもかかわらず、「それでは始めてください」の文字通り一言だけ言うと、すぐにどこかへ行ってしまう。

最後は体操だ。すると、何やらラジオ体操は非科学的だそうで、前に出てきた体育委員による独自の柔軟体操を各自マネすることになる。


速攻でOPイベントは終わり、またもやみんなダラダラと、自分の席に戻り出す。

私も椅子に座って一服しようとするも、何と自分の席にはヤンキーが座っている。ヤンキーたちは教室から椅子など運ばず、善良な生徒が頑張って運搬した椅子を勝手に占拠しているのだ。


学校というのは、万人の万人に対する戦争である。私は、「来年からは椅子は運ばないでおこう」と心に決めたのであった(´;ω;`)ブワッ


体育祭編、つづく





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生ける文化

6代目立川談笑さんをご存じだろうか。

と言ってしまうと、談笑さんについて色々と語りたい衝動に駆られてしまうが、実際のところ、私ごときがプロの噺家の前で何を言っても意味がないしどうしようもないので、とりあえず「堀之内妙法寺の話」を聴いてもらいたい。


  ▼立川談笑、堀之内妙法寺の話
  


立川流はだいたいみんなこんな感じなのだが、談笑さんも一貫して生ける文化としての落語にこだわり続けている。ちなみに彼の落語とは、一旦すべての価値基準を解体した後、論理的にその話を再構築して1つの解を導くというものだ。


「今の人たちが今の時代なりに楽しめないといけないと思ってるんです……古くから伝わってきたものでも、今の人たちを相手に今の話をしなくちゃいけない。堀之内妙法寺と同じように、きちんとリフォームをしなくちゃいけない」という発言は、恐らく立川談笑の本気である。


半農半活動における“活動”も、できれば生ける社会活動でありたい。伝統ある社会活動も大事だが、やはりいい感じにアレンジされてもいいと思う。




最後に追記を。

立川流は落語業界から干されているので、原則的に寄席での定席はない。なので、どこかの市民会館などで不定期に開催される独演会に行くしかない。あと地方在住者のため、AKB48みたいにネット配信とかしてくれないだろうか。





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これを機会に登録しましたよ! by hnhk
ニコニコ動画の存在は、さすがに知っていましたが、未登録でした。
せっかくなので、これを機会に登録し、早速談笑さんの動画見させてもらいました。
談笑さんって、なかなか面白いですね!
ばたおさんが、落語に造詣があるとは意外です。
ところで、林家ペー・パー子夫妻は落語家ですか?(独り言なので、回答不要です。)
Re: これを機会に登録しましたよ! by ばたお
> 落語に造詣があるとは意外です。
全然詳しくはないですよ。大衆文化という枠組み一般に興味があるだけです。右翼的でありながら普遍的でもあるところ、性差別的でありながらそれに反撃も加えているところ、商業主義的でありながら反体制的でもあるところなど、名付けがたい危険な魅力に惹かれます。

個人的に、(日本の)大衆文化の危険性と魅力についてきちんと議論してる人は、大塚英志さんぐらいだと思っています。上から目線ですが、大塚さんが日本の論壇、マス・メディア、教育界、社会運動圏などから比較的無視されているのは遺憾です。ただ、大塚さんのパーソナリティに問題があることも否めませんが。


> ところで、林家ペー・パー子夫妻は落語家ですか?
マジレスしますと、落語家ではないですが、漫談家ですね。たまにですが、寄席で高座にも立ちます。落語協会などに所属していない談笑さんの方が、よっぽど異端です。

回答ありがとうございます。 by hnhk
>マジレスしますと、落語家ではないですが、漫談家ですね。
独り言に、わざわざ、答えていただいてありがとうございます。

>大塚英志さんぐらいだと思っています。
10年ぐらい前に、初めて大塚さんの評論を読んだ時、単純に「何と頭の良い人!」と感心しました。そういえば『彼女たちの連合赤軍』買ったまま読まずに捨ててしまいました。読めばよかったです(後悔)。
Re: 回答ありがとうございます。 by ばたお
> 『彼女たちの連合赤軍』買ったまま読まずに捨ててしまいました。
それはもったいないです。

私は個人的に「こういう人こそ知識人なのだ」と勝手に思った人が2人いて、それが、高校生の時に存在を知った大塚英志さんと、大学の時に入ったサークルの先輩Aです。

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プロフィール

ばたお

Author:ばたお
・1983年大阪府生まれ。大阪府河内長野市在住
・半自給農民、工場非常勤。できるだけ稼がず、できるだけ消費しません。シェアハウス運営
・土と暮らし研究会

【ツイッター】@BATAO_Hetare
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