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社会運動の可能性と絶望性――イノベーター理論を援用して考える

社会運動に可能性は残されているのか。ともすれば絶望してしまう現実があるが、マーケティングの分野でしばしば言及されるイノベーター理論を参考に、私たちが社会の在り方を変更できる可能性あるいは不可能性について考えてみたい。


1.イノベーター理論

社会学者のエベレット・M・ロジャースは、新しい製品やサービス(、その基盤となる考え方やライフスタイル)が世の中にどのように浸透していくかにかかり、新商品に対する購入の早さを基準に社会の構成員=消費者を5つのグループに分類している。

①イノベーター(革新者) 2.5%
新しいものを進んで採用する層。自分の価値観が社会の多数派のそれとは離れているため、社会全体への影響力は少ない。

②アーリーアダプター(初期採用者) 13.5%
社会と価値観を共有しているものの、流行には敏感で、自ら情報収集を行い判断する層。オピニオンリーダー。他の消費者に大きな影響力を発揮することがある。

③アーリーマジョリティ(前期追随者) 34.0%
新しいものの採用には比較的に慎重だが、全体の平均よりも早くに取り入れる層。ブリッジピープル。アーリーアダプターから影響を受け、新しい製品やサービスの市場全体への浸透を媒介する。

④レイトマジョリティ(後期追随者) 34.0%
新しいものの採用には懐疑的で、周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする層。フォロワーズ。

⑤ラガード(遅滞者) 16.0%
世の中の動きに関心が薄く、流行が一般化するまで採用しない、あるいは不採用を貫く層。伝統主義者。



2.普及率16%の論理

イノベーターが購買行動においてその商品の目新しさを重視するのに対して、アーリーアダプターはその商品が提供する新しい価値や実用性に着目する。そのため、アーリーアダプターは他の消費者に影響を与えるオピニオンリーダーとなり得る。イノベーターとアーリーアダプターは合わせても16%しかいないものの、この2者まで普及するかどうかがアーリーマジョリティ、そしてレイトマジョリティに広がるかどうか――つまり商品浸透と市場拡大の分岐点になることから、ロジャースはこれを「普及率16%の論理」と呼び、アーリーアダプターへのアプローチこそが重要だと唱えた。



3.キャズム理論

ロジャースの「普及率16%の論理」に対して、マーケティング・コンサルタントのジェフリー・A・ムーアはハイテク産業の分析から、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には容易に超えられない大きな溝があるとし、これをキャズムと呼んだ。また、イノベーターとアーリーアダプターで構成される市場を初期市場、アーリーマジョリティ以降の市場をメインストリーム市場と区分した。

ムーアによれば、初期市場からメインストリーム市場に移行するにはキャズムを超えなければならない。そのためにはアーリーアダプターを捉えるだけでは不十分であり、商品の普及段階に応じてマーケティングのアプローチを変える――つまりアーリーマジョリティに対するマーケティングも必要になる。



4.社会運動への援用

では、これまで議論してきたイノベーター理論を、社会運動や政治意識の分野に援用してみることにしたい。

まずはロジャースの唱えた消費者の類型を、無理矢理に市民の類型へと言い換えてみる。

  ・イノベーター(2.5%) → 市民運動家
  ・アーリーアダプター(13.5%) → 市民運動家のシンパサイザー
  ・アーリーマジョリティ(34.0%) → 革新的な市民
  ・レイトマジョリティ+ラガード(50.0%) → 保守的な市民

レイトマジョリティとラガードを合わせると50%になり、これが保守的な意識を持つ市民である。保守層というのは、原則的に多数派なのだと思う。だからこそ他の層がバラけてしまう限り、いつでも保守的な政権ができてしまうのだろう。もっともイノベーター理論によると、社会運動に際してレイトマジョリティやラガード――つまり保守的な市民に対してエネルギーを割く必要はない。

社会運動を起こす者はイノベーターだ。イノベーターの初期の目標は、その運動の影響力をアーリーアダプターまで広げることである。そうなれば、ひとまずは成功だと言える。例えば3.11後の反原発運動の盛り上がりは、イノベーターとアーリーアダプターを合わせた16%の支持を獲得できたからなのであろう。

そして、16%まで運動が広がったならば、次はアーリーマジョリティへのアプローチが必要となる。しかしアーリーマジョリティには、イノベーターやアーリーアダプターが持つ「運動界隈の常識」「運動家村の理論」は通用しない。そこには、容易に超えられない大きな溝=キャズムがあるわけだ。しかし、アーリーマジョリティからの支持が得られない限り、政権を獲得することはできないだろうし、社会システムを変更することも難しい。従って、この局面こそが社会運動にとっての正念場となる。個人的には、初期市場で展開された「高邁なイデオロギーに基づいて思考する者による運動」が「日々の暮らしの次元の中で思考する者のための運動」へと転換・発展されなければ、キャズムは超えられないのではないかと考える。

またキャズムの突破にかかり、運動方針や組織の在り方などをめぐって運動体の内部に亀裂が生じる可能性も高く、こうした内部抗争の修羅場も乗り切らなければならない。このとき、反対派と喧嘩別れするのではなく、反対派を批判勢力として内部に取り込めるのかがポイントになるような気がする。そうした亀裂を克服し、アーリーマジョリティの支持も得られたのであれば、合わせて50%の勢力となり、社会システムの変更は現実味を帯びてくる。そして、政策を具体的に実行していく中で、レイトマジョリティからも支持者が生まれてくるようになるかも知れない。




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“超主観動画”で見るデモ――2013.3.10「さよなら原発 3.10 関西2万人行動」編

2013/3/10(日) 「さよなら原発 3.10 関西2万人行動」参加報告

 さよなら原発 3.10 関西2万人行動



まずは、大阪市役所南側の女神像前での集会に参加です。その様子を少しだけ撮影しました。

 ▼集会:女神像前エリア
 

ちなみに、この動画のすぐ後から雨が降り出し、ものすごく寒くなりました……Orz




次に、デモの様子です。当初は「御堂筋コース」(90分)に行く予定でしたが、実際には「関電コース」(45分)に行きました。

以下は、あえて俯瞰なしの“超主観動画”となっています。また、“始まりから終わりまでノーカット”です。ぜひ、飛ばしながらご覧ください。


 ▼デモ:関電コース 1/3
 

中之島の中央公会堂前から、いつの間にかスタート。裁判所を経て、大江橋まで(1/3)。


 ▼デモ:関電コース 2/3
 

大江橋から、日本銀行・朝日新聞・関電本店前を経て、田蓑橋へ(2/3)。……って、いつの間にか関電本店前を通り過ぎてたOrz


 ▼デモ:関電コース 3/3
 
  1:39~ 「関電前って、通りましたっけ?」(ばたお) → 「通ったよ\(^0^)/」
  9:35~ 「人、いなさすぎじゃね?」(ばたお) → 「(休みの日は普段から)いないよ\(^0^)/」

田蓑橋から西梅田へ移動し、よく分からないうちに終了(3/3)。




【参考】2013/3/10  「原発残すのは罪だ」 大阪・中之島で1万1千人デモ――朝日新聞デジタル

東京電力福島第一原発事故から2年になるのを前に、脱原発を求める集会「さよなら原発 関西2万人行動」が10日、大阪市北区の中之島一帯で開かれた。雨の降る中、1万1千人(主催者発表)が集まり、御堂筋や関西電力本店前へデモ行進した。

国会議員への要望活動などを続ける市民団体「ストップ・ザ・もんじゅ」の代表で、大阪府枚方市の元中学教諭池島芙紀子さん(73)が、反戦運動やチェルノブイリの被曝(ひばく)者支援に取り組む団体のメンバーらと企画。「あれだけの惨事があったのに今の政権は何もなかったように再稼働を進めている。国民の多くは原発を必要としていないと意思表示したい」とインターネットなどで参加を呼びかけた。

職場の仲間8人と来た大阪府箕面市の保育士、塩見拓也さん(21)は「福島の子はドングリを拾うにも放射線測定が必要と聞く。子どものために原発を止められるのは今を生きる僕たち」と話した。枚方市の看護助手野口まゆみさん(53)は4歳の孫娘の手を引いて歩き、「原発や核のゴミを孫より先の世代に残すのは罪だと思う」と話した。


……本当に1万1000人もいたのだろうか?




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さよなら原発 3.10 関西2万人行動

2013/3/10(日)  大阪市中之島公園

 さよなら原発 3.10 関西2万人行動
   → チラシ(PDFファイル)

【メインステージ】 *女神像前エリア&剣先エリア
 ・「福島はいま」 武藤類子さん(ハイロアクション福島四十年実行委員会)
 ・ギターと歌 kayoさん
 ・福井のメッセージ、各地アピール など


【集会】
◆水上ステージ 若者・音楽広場
  10:00~12:30  音楽 さよなら原発フェス
  12:30~13:10  3分アピール
  13:10~  女神像前集会へ

◆ちびっ子広場
  13:10~14:00  バイバイ原発レンジャー、じゃんけんゲーム、大型絵本・大型紙芝居、うたと手遊び

◆女神像前エリア 
  前段/12:30~13:15  3分アピール
  集会/13:15~14:00  ギターと歌:kayoさん、福島から:武藤類子さん など

◆剣先公園エリア
  前段/13:00~13:45  3分アピール&音楽
  集会/13:45~14:30  ギターと歌:kayoさん 福島から:武藤類子さん など


【デモ】
◆関電コース
  出発14:10/約45分コース(裁判所-朝日新聞-関電北-西梅田)
  ※ファミリー、高齢者、遠方の人など

◆御堂筋コース
  出発14:10/約90分コース(淀屋橋-本町-心斎橋-難波)

◆西梅田コース
  出発14:40/約60分コース(天神橋-南森町-桜橋-西梅田)


 【主催】 さよなら原発 3.10 関西2万人行動実行委員会
 【連絡先】 ストップ・ザ・もんじゅ(Tel:072-843-1904、Fax:072-843-6807)



2013/3/10(日)、大阪市で開催される上記の「さよなら原発 3.10 関西2万人行動」に参加します。知り合いが昨年(「さよなら原発 3.11 関西1万人行動」)と同じ「女神像前エリア → 御堂筋コース」に参加するということなので、私も一緒にそこに行こうと思っています。



●関連記事
 → さよなら原発 3.11 関西1万人行動





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湯浅誠「〈社会に異議申し立てしている人〉と〈社会に無視されていると感じている人〉をつなぐ必要性」

「社会的弱者がポピュリストに利用されている」と言っても、問題は解決しない。

●インタビュー・湯浅誠さん「つながる回路をつくりたい」――『じちろう』2012/8/21号

今の時代の特徴の1つは、政治不信が質的に変化したということではないかと思っています。政治不信自体は、基本的にずっとあるものです。しかし、今までは基本的には政治家個人の政治と金の問題や政党の体質などへの不信感で、逆に言うとシステム自体は信任されていたと思います。しかし、この間の橋下さんに対する期待感などは、今の政治システム、議会政治や政党政治に対する不信感からきて(おり)……今、多くの人は「国会に何の意味があるんだ」と思っていて、議会政治を擁護する気が無くなっている。

なぜそうなったかというと、取りこぼされた人たちが増えていったからです。例えば、家族の介護に追われて、だからこそ介護保険制度の問題点が考えられない人、あるいは病気で調子も悪くて、毎日、病院に通っているような状態だからこそ医療制度のあるべき姿が考えられない人、仕事探しで精一杯で、なかなか仕事が見つからないで鬱々としているから雇用政策全体が分からない人、そのようないろいろな形で排除された人たちが増えているからです。そのような人たちであるからこそ、なかなか声を出せないわけです。

自分の声が尊重されていないと感じている人たちは、労働組合など声をあげている人のことをよくは思いません……あいつらは何かよろしくやっている、俺らは外されている、けしからんとなります。そして自分の苦しさが解消されない中で、むしろ丸ごと壊してしまってくれる人が味方に見えてくるわけです……(実際には、)声を上げている人たちの中にもものすごく苦しい状況を乗り越えている人たちもいて、言い分があります。しかし、自分の声が尊重されていないと感じている人から、労働組合など声をあげる手段を持っている人たちがどう見えているかは別問題です。「社会的弱者がポピュリストに利用されている」と言ってみても、問題は解決しません。

大切なことは、社会に異議申し立てしている人と社会に無視されていると感じている人のあいだに、何か回路を通じさせることです。そこに何らかの外交ルートを通すしかないのです。誰がそのことを引き受けるのかと言えば、私たちが引き受けるしかないと思います。私たちというのは、広く言えば社会だし、狭く言えばいろいろな運動体です……つながるためには、その人の時間と空間が必要です。例えば介護に追われているから介護サービスのことを考えられないという人に、考える時間や空間を用意したりすることです。

民主主義は手間暇がかかるシステムです。これほど仕事と生活に追われていたら、民主主義を手放したくなります……(民主主義を)面倒くさくて引き受けられなくなっているというのは、そういう時間がなくなっているということで、つまり格差・貧困問題なのです。余裕が無くなってきて苦しさがぶつかり合い、だからこそ、自分の代わりにやってほしいとなっているので、そこはセットだと思います。

5時に仕事を終えたほうが、民主主義は活性化しますが、それだと生産性が落ちるのではないかという恐怖感が私たちにあります……(けれども、5時に仕事を終えるヨーロッパ諸国は、生産性が落ちていない)……ということになると、実は議論したり、考えたり、意見交換したりすることの中に、社会を発展させて生産性を高める要素もあるのだということになります。





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関西電力本店前・脱原発デモで「転び公妨」 男性1名が逮捕される

2012/10/5(金)の関西電力本店前・脱原発デモで、男性1名が逮捕されました。「転び公妨」です。


◆動画 : IWJ中継市民チャンネル 大阪Ch1
  ・http://www.ustream.tv/recorded/25931138
  ・16:25~


  ▼大阪府警・天満警察署に対する抗議の様子
  大阪府警・天満警察署



※東京新聞(TOKYO Web)
 → 脱原発活動の参加者逮捕 関電前、傷害容疑で

※MSN産経ニュース
 → 反原発集会参加の男、警察官転倒させる 大阪




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なくせ原発! 河内長野デモ 第3回

昨日(2012/9/11)、大阪府河内長野市で開催された「なくせ原発! 河内長野デモ 第3回」にhnhkさんと共に参加しました。

参加者は100人弱だったでしょうか。恐らく平日の夕方ということもあって、ほとんどが高齢の方でした。小さな子供を除けば、私が最年少だったかも知れません。フリーター最強説! 埼玉県から避難されてきた方や、和歌山県から来られた方(注――大阪府河内長野市は和歌山県に近い)もいたようです。

警備の警察官は10人以上。デモに対しては好意的で、のほほんとした感じでした。



●関連記事
 → なくせ原発! 河内長野デモ 第2回


 ▼2012/6/11 「なくせ原発! 河内長野デモ 第2回」の様子
 


 ▼2012/9/11 「なくせ原発! 河内長野デモ 第3回」の様子(追記・2012/9/16)
 




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ばたお、関西電力本店前・脱原発デモに参加する(2)

2012/8/24(金)、関西電力本店前の脱原発デモに参加しました。2回目です。

今回は画像や動画はありませんが、参加者数名と話をしたので、それについて書きたいと思います。



最も印象的だったのは、「最近このデモの存在を知って、今日初めて来た」という方が多いこと。仕事終わり、やはり最近にデモの存在を知り、職場の仲間数人で初めて参加したという私と同年代ぐらいの方たちも、「東京の首相官邸前デモは知られているけど、大阪の関電本店前デモは全然知られていないのが残念」と言っていました。また、毎週来ているというベテランの方からは、「ピーク時(大飯原発再稼働の前)と比べて、大分減ってしまった」という話も聞きました。



ここから考えられるのは、関西電力本店前の脱原発デモ

 ・脱原発派にとってはよく知られている事実かも知れないが、一般市民にとってはほとんど知られていない。
 ・関心があって参加してみるものの、何らかの理由で次回からは参加しないという方が、一定数存在する。

ということでしょうか。



『週刊MDS』という新聞(?)を配っていた活動家の方とも話をし、色々と教えてもらいました。

あと、デモの周りにいる公安警察(?)の数が、先週と比べて3倍ぐらいに増えていた(30人以上はいたと思う)のですが、何かあったんでしょうか。



 ▼『週刊MDS』。先週ももらった。
 『週刊MDS』2012/8/31号



●関連記事
 → ばたお、関西電力本店前・脱原発デモに参加する。




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ばたお、関西電力本店前・脱原発デモに参加する。

周知の通り、毎週金曜日、全国各地で脱原発デモが行われています。

それで昨日(2012/8/17)、関西電力本店前のデモに初めて参加しました(途中で、毎週参加してらっしゃるhnhkさんと合流しました)。開催時間は18:00~19:30。仕事が終わってから即行で向かうも、18:00は回っていたので既に始まっていました。



いくつか写真を撮りました。18:20ぐらいの時点です。まだ人は集まり切っていない様子でした。

関西電力本店前・2012/8/17(1)

関西電力本店前・2012/8/17(2)

関西電力本店前・2012/8/17(3)



デモの集団の周りには、明らかにデモ参加者ではない人たち(公安警察?)もチラホラ。以下のような人たちが、パッと見ただけでも10人はいました。また、デモの裏の通りには、機動隊の車らしきごっついマイクロバスみたいなのも待機していました。

関西電力本店前・2012/8/17(4)



少しだけ動画も撮りました。18:30過ぎでしょうか。特に何の変哲もありませんが。





19:00前になると、かなり人が増えました。まさに老若男女――年齢・性別的に色んな人が集まっているという感じでした。子供連れの方もいました。また、団体で参加というよりも、個人で来ているという人が多かったように思います。ただ、半袖のカッターシャツを着た人(上層ホワイトカラー?)は、数えるほどしかいませんでした。私が職場から関電本店へと向かう際、あんなに大量にすれ違ったにもかかわらず……。職業的には、何らかの偏りがあるのかも知れません。



それにしても、仕事が終わってからの1時間半の抗議行動は、ヘタレな私からすれば結構ハードです。途中でフラフラしてしまいました。まぁ、単に私がヘタレ過ぎるだけという可能性もありますが、少なくとも、毎週参加しておられる方には頭が下がります。これからも、行けるときは行こうと思います。



●関連記事(追記・2012/8/25)
 → ばたお、関西電力本店前・脱原発デモに参加する(2)




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「家に帰るまでが〈デモ〉です!」(3)最終回

「家に帰るまで」とは何か

私は、デモをやることが無意味だとは思わないし、無駄だとも思わない。どんどんやればいいと思うし、むしろどんどんやるべきだと思う。ただ問題は、デモのような気軽で人任せなことをしているだけでは、なかなか現実は変わらないということである。実際、上祐史浩さんも「デモぐらいで変われるわけないだろテラワラス」と発言している。


●2012/7/2  ひかりの輪代表役員・上祐史浩氏「我々からしたら、デモしかやってないのに、それで変われるわけないじゃんって」――週プレNEWS

自分が思うのは、もっと何か大きなことが起こったら、国民は初めて「やるしかない」と精神が統一されて変わるだろうけど、3・11現象だけで変われるかというと、わからない。「これほどデモをやってるのに再稼働が止められない、政治が変わらない」という不満も聞きますが、それは、それぐらいしか変えようと思ってないということなのでは。本当に変わるのは維新の志士のように皆が必死になるときではないでしょうか。

サリン作って、炭疽菌(たんそきん)作って、自分たちも死ぬ思いをして、死ぬ恐怖を抱えて革命しようと思った妄想で狂ってる人間たちから見ると、「なんだよ、まだデモしかやってないんでしょう」って。「それで変われるわけないじゃん」って。もともとデモぐらいの努力で変えられるものだったら、オウムも選挙で勝ってたろうし。

だから、少なくとも犠牲を覚悟して、「経済なんかどうでもいい。環境が第一だ!」「失業してもいい。オレたちはそれで自殺はしない。だから野田首相ぜひ止めてください」って言えば、野田首相も止めるでしょう。

だから、「どうしたら今の政治が、国が、変われるのか」という話を聞くと、私は、「本当に皆、変わりたいのかな」と違和感を覚えるのです。そしてもし、その本音が、長い地道な努力の積み重ねではなく、誰かに委ねて楽に変わりたいということならば、それはオウムのように危険だなと。



「社会を大きく転換させてやろう」といった幻想の中に逃避し、安息を得る ――こういった発想は、「セカイ系」と呼ばれるものだ。「セカイ系」とは、自分自身を中心とした小さな問題が、様々な中間項を挟むことなく、「世界の危機」などといった抽象的な大問題に直結すること。それは、ある意味では「オウムのように危険」なことかも知れない―― のではなく、家族や近所の人が1人でも多く反原発派になるように説得したりする方が、よほど政治的に有効だろう(あまり嫌われないように配慮しつつw)。言わずもがな、それは地味で、かつ困難な作業であるが。


少なくとも、次の選挙で 〈「原発推進派」には投票しない/「原発反対派」に投票する〉 ぐらいのことは実践しなければ、政治的にはあまり意味がない。とりあえず、当面の「家に帰るまで」の定義として、「次の選挙」を設定してみるというのはどうだろうか(もちろん、“原発”は数ある選挙の争点の1つという瑣末な問題に過ぎないことは承知している)。デモは、「家に帰るまで」続いているのである。




【参考】 古市憲寿「夢をあきらめさせろ」

●古市憲寿「若者はもっと『自己中』になって社会を変えろ」――BLOGOS

小林よしのりさんがおっしゃっていたように、デモに行くより、家の近くで草むしりしたほうがいい。本当にその通りだと思うんですよ。「社会を変える」という言葉に、世の中の何もかもがガラッと変わるというイメージを持つべきではないと思います。身近な自分のまわりのコミュニティの人間関係を良くするとか、そういう小さいことの積み重ねのほうがよっぽど大事なんじゃないですか。逆にそこからしか社会は変えられないと思います。


●「社会学者・古市憲寿さんインタビュー」――読売新聞

選挙やデモは、既存の社会を前提とし、その社会を変えるための仕組みで、ある意味、他人任せな気がします。選挙にしてもデモにしても、意思を示したら後はお任せということの裏表。それよりは、自分たちの責任の持てる範囲で、自分たちのコミュニティを作っていくこと、自分が今所属している場所を良くしていくということの方が、よっぽど現実的だと思います。

新しいコミュニティは、社会が危機的な状態になった時に生まれるものだと思います……既存の消費社会や企業社会から離れ、「今、ここ」で自分たちに何ができるか考え、動き出している人がいます……小さな動きは既にたくさん生まれている。こうしたつながりが広がれば、既存の社会も無視できない動きになると希望を感じています。



(おわり)




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「家に帰るまでが〈デモ〉です!」(2)

デモは目的ではなく手段である

デモに参加した方々の中で、「国民の意思に反して、原発を再稼動させるなんて許せない!」と言う人がいるかも知れない。しかし、それを決定した国会議員を選んだのは、まさしく私たち国民である。そして、その「原発の再稼動」を決定した国会議員は、(残念なことに)次の選挙でもまた当選するのだろう(「原発の再稼働」を決定することで、各々の国会議員が次の選挙で落選するかも知れないと考えたならば、恐らくは「原発の再稼働」は決定しないであろう。すなわち、「原発の再稼働」を決定しても、次の選挙で当選するという目算があるからこそ、各々の国会議員は「原発の再稼働」を決定していると考えられる)。

従って、ここからは「国民の意思=原発再稼動OK」ということが分かる。「原発の再稼動」に反対しているのは、少数派なのである。「私たち反原発派は“ノイジー・マイノリティ”に過ぎないのだ」という身も蓋もない現実をまず理解しなければ、恐らく反原発運動を先に進めることは難しいのではないだろうか。

仮にそういった問題意識を共有するならば、以下の神保哲生さんと宮台真司さんによる議論を参照するのは有意義なことであろう。


◆2012/6/29  神保哲生・宮台真司「反原発デモを力に変えていくために」――『マル激 トーク・オン・ディマンド』第585回のニュース・コメンタリー
 


・0:45~  本日は待望の「5金」(無料放送回)
「5金」を嫌がる神保哲生www
「5金」なのでやる気満々の宮台真司www


・8:02~  デモについて(1)世論
かつてのデモでは、政治家や役人が怯えるということもあり得た。それは、デモの周りに分厚い国民的な支持があったから。しかし、現在は国民が問題をシェアしていないので、政治家や役人にそうした想像力は働かない。
 ⇒ 関連記事:「デモの有用性――デモで社会は変わるのか?


・10:04~  デモについて(2)政治的な有効性
少なくとも主催者は、デモが具体的な政治=集合的な決定に結び付くような工夫をしてほしい。その具体策の提案。


・12:30~  デモについて(3)社会的な文脈
日本には、フランスのようなサンディカリズムの伝統はない。なので、デモがただのお祭り騒ぎだと受け取られた場合、反感を買ってしまう可能性。ヨーロッパと同じような形式のデモをやってもダメ。


・20:12~  反原発派の鈍感さ
社会は“いいとこ取り”できない。これまで原発に反対してこなかったことへの責任。


・27:45~  原発は「技術の社会的制御」の問題
原発の専門家は、原発の技術についての専門家に過ぎず、従って「原発推進」といったような原子力政策に口を出すのは越権行為である。


・31:35~  日本は“原発を止められない社会”なので、原発を止めなければならない
“原発を止められない社会”の構成員は東電や経産省の人間だけではなく、私たち自身もその一部である。「参加と自治」(住民投票とワークショップ)を、どれだけ制度的に実装できるのかが問題。



※かつて「有意義なデモとは何だろうか」ということについて記事を書いたことがあるので、よければ参照してください。 ⇒ 「デモについてのノート



(つづく)




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プロフィール

ばたお

Author:ばたお
・1983年大阪府生まれ。大阪府河内長野市在住
・半自給農民、工場非常勤。できるだけ稼がず、できるだけ消費しません。シェアハウス運営
・土と暮らし研究会

【ツイッター】@BATAO_Hetare
【スカイプ】batao2.0
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