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日本の「狂った」教授、人類にまったく抵抗力のないスーパーウイルスを作製

●2014/7/4  日本の「狂った」教授、スーパーウイルスを作製、人類に抵抗力は全くない――新華ニュース

香港紙「文匯報」の3日付記事では、東京大学と米ウィスコンシン大学マディソン校の河岡義裕教授は、ヒトH1N1ウイルス由来の遺伝子群を組み合わせたウイルスを作製したところ、人類の免疫系を避けることができるウイルスを作製した。

報道によると、この致命的なウイルスが流失すれば、人類には全く抵抗力がなく、大きな災難を招く恐れがある。河岡義裕教授は、1918年のスペインのインフルエンザウイルスの複製、感染性の強い鳥インフルエンザウイルスH5N1の作製に参加したことで、大きな話題を呼んでいる。

H1N1の遺伝子の変化を研究する目的で、故意的にウイルスを大流行前の状態に「還元させ」、成功裏に免疫系を避けるカギを身につけた。河岡義裕教授は、年初の非公開シンポジウムで実験に触れただけだ。このシンポジウムの参加者によると、河岡義裕教授は人類の抗体の影響を受けないウイルス株を選んで育成し、選別を繰り返して、人類に抵抗力がない「スーパーH1N1」を獲得した。

研究は、ウィスコンシン大学マディソン校生物安全委員会から批准を得たが、河岡義裕教授が提示した資料は詳しくないとして、不安視している委員もいる。河岡義裕教授によると、初歩的な研究結果を世界保健機関(WHO)に提供し、「良好」と評価された。

報道によると、河岡義裕教授は河岡義裕教授のために設置されたインフルエンザウイルス研究所で研究を行っている。この建物のバイオセーフティーレベル(BSL)は3で、最高度の4のエボラウイルスに次ぐが、一部実験はBSL-2の実験室で行われた。

ウイルス流失のリスクはないと、大学側は強調しているが、米国疾病予防管理センター(CDC)のBSL-3の実験室から炭疽菌が流失したことがあった。安全措置が十分かどうかは気がかりだ。





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小保方晴子さん問題――科学と社会の関係性をめぐって(2)

小保方晴子さんであるが、彼女はひとりの科学者に過ぎない。従って、論文の撤回や再提出といったやり方で、つまり「科学者としての責任」を取るべきであり、世間に謝罪する必要性などないのではないか。そもそも、私たち一般人は彼女から何の被害も受けていない。



    小保方晴子(1)



むしろ問題なのは、「リケジョ」や「割烹着」といった演出過剰な物語を無批判的にかつ増幅して報道したメディアの方ではないのか。不確かな情報を大本営発表していたメディアが、あたかも騙されていたかのように被害者面をするのは解せない。



●中日新聞(2014/3/15)
 → STAP疑惑底なし メディア戦略あだに

●日刊ゲンダイ(2014/3/15)
 → 小保方さんをタレント扱い マスコミの罪と早大の赤っ恥




もちろん、だからと言って小保方さんの不正が免責されるわけではない。場合によっては、学位剥奪の上に職を追われることもあるだろうが、それは彼女の自業自得である。ただ、「リケジョ」や「割烹着」といった演出過剰な物語に世間が踊らされたことの責任まで取る必要はないだろう、という意味に過ぎない。



      小保方晴子(2)



というわけで、もはや「科学としてのSTAP細胞論」はかなり疑わしい。しかし私は、ホーリズムや還元主義といった「科学哲学としてのSTAP細胞論」、また小保方さん自身や彼女をめぐる社会現象といった「科学社会学としてのSTAP細胞論」には極めて関心がある。



      小保方晴子(3)





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小保方晴子さん問題――科学と社会の関係性をめぐって

生物学者・小保方晴子さんにかかる一連の問題であるが、彼女は世間に対して謝罪をする必要があるのか否か。なぜなら、科学者としての責任の取り方というのは、論文の撤回や再提出によって実現されるような気がするからだ。また場合によっては、学位の剥奪といった制裁も必要だろう。もっとも、STAP細胞の発表の際に必要以上の演出をした彼女の所属機関・理化学研究所には、世間に対する説明責任があると思われる。


【朝日新聞デジタル】
  → 小保方さん博士論文、20ページ酷似 米サイトの文章と
  → 小保方さんの博士論文、参考文献リストもコピペか
  → STAP論文、窮地 「単純ミス」では説明困難に

・http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp458.html
  3月16日(日)23:30~、『サイエンスZERO』
  「緊急SP! STAP細胞の謎に迫れ」



もっとも、私は小保方さんの博士論文やSTAP細胞にあまり関心はない。ただ、すぐにバレるような不正を働いていながら、満面の笑みで堂々とメディアに現れた小保方さん、そんな彼女をを祭り上げるため、必要以上の演出をした理化学研究所やマスコミ、「割烹着を着たリケジョとかムカつくし、画像や論文を検証してやる」と登場したネットの勢力、そうした勢力を「在日」認定し、彼女への疑惑は日本を貶しめるための工作活動だと唱えていた勢力――そうした社会現象の分析には関心がある。


・テレビ西日本の出口麻綾アナウンサーって、小保方さんに似てないか。
 左:小保方晴子さん、右:出口麻綾さん





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科学技術とは「制度の問題」である――原子力をめぐる科学技術社会論を題材に

ツイッター上で野田文庫さんに紹介していただいた、土井淑平さんの講演抄録「3.11と科学者の責任――湯川秀樹から吉本隆明まで」であるが、とても勉強になった。内容は「原子力をめぐる科学技術社会論」であり、以下にその要約と感想を記すことにしたい。


近代日本の科学や科学者の歴史を見ても明らかなように、科学技術の発達というのは「自然の問題」ではなく、政治経済的な枠組みに影響を受ける「制度の問題」である。従って、科学技術は「政治的に中立である」ということはなく、それでもって政治的課題の善悪を判断することはできない。むしろ、科学技術は歴史的な「制度の問題」であるのだから、私たちの倫理という歴史的決断でもって審判される対象なのである。


科学史・科学哲学や科学技術社会論といったものは、残念のことに日本ではほとんど存在しないも同然である。そのツケが、今のような原発問題を引き起こし、そして厄介なものにしているという側面もあるのかも知れないと感じた。





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「思いやり」を持つこと

●2011/7/31  幸福の脳内物質 「人は何を考えているときが一番幸せか?」 脳波スキャンで解明される――earth in us.

■何を考えていると、幸せになれるのか?

「どうしたら、幸せになれる?」。私たちは毎日、こう考えながら生きています。しかし、答えはなかなか見つかりません…。

このモヤモヤとした人生のテーマともいえる難題に、科学的なアプローチを試みた人がいます。Googleの研究者のチャディー・メン・タンです。彼は、さまざまな人の脳をMRIでスキャンし、「何を考えているときに、人は一番幸せになるか」を調べていきました。


■世界で一番幸せな人はナント……

その研究のなかで、彼は「科学で測定できる最高レベルの幸福度」をもつ人に出会いました。つまるところ「世界一、幸せな人」です。

「世界一、幸せな人」というと、あなたはどんな人を想像しますか? 大金持ち? 有名人? 美人? イケメン? 才能あるアーティスト?

びっくりすることに、その人物は「僧」でした。その名も、マチュー・リーカル。


■世界一幸せな「僧」が考えていたことは?

マチュー・リーカルは、幸せな脳波をだしたとき、いったい何を考えていたのでしょう? これはとても、気になります!

彼は僧です。きっと札束を数えているときではないだろうし、エッチなことでもなさそうです。僧になるぐらいなので、それほど自己顕示欲もなさそうなので、チヤホヤされているときでもないでしょう。顔もそんなにイケメンではありません。

……答えは、なんと驚くことに、「思いやり」の心だったそうです。人は「思いやり」の心をもつときに、もっとも幸せになれるのです。


■記憶を振りかえると「思いやり」は幸せだ。

ピュアな「思いやり」を感じたときに、幸せを感じる。こうした経験は、あなたにもあるかもしれません。

お子さんがいる方は、スヤスヤ眠る寝顔に胸キュンしたことがあると思いますし、恋人やパートナーに、無条件で無邪気なラブを感じて、ホンワカしたことがある人もいると思います。熱心に人助けをしているときに、感じる幸せもあるでしょう。

自分の経験を思い返してみればわかるとおり「思いやり」の幸福感は絶大です。


■反省。自分の毎日は「逆・思いやり」ばかり。

一方で私たちの日常生活をふりかえると「逆・思いやり」ばかりで、とても損をしていたことに気がつきます。

テレビやネットをみては気に食わないものにケチをつけ、仕事では自分中心に考え、議論やケンカをすれば我を通し、「自分をもっと認めてほしい!」と心のなかで叫んでいます。ここには「思いやり」がないので、幸せはありません。

自分を動かすエンジンを「思いやり」に変えよう。


■エンジンを「思いやり」に変えるメリット

自分を動かすエンジンを、ピュアな「思いやり」に変えるだけで、次のようなメリットがあります。

・「自分の思い通りにならない!」という欲求不満が減る
――人の悩みのほとんどは、「自分の思い通りにならないこと」。お金がない、結果がでない、愛されない、尊敬されない。「自己中心」から「思いやり」にエンジンを変えようとするだけで、この種の悩みはけっこう解消される。

・プロセスを楽しめるようになる
――私たちは何ごとも、結果の良し悪しで満足・不満足を決めてしまっている。しかし、そこに「思いやり」があれば、そのプロセス自体を楽しんで、幸せになれる。「天才は努力家に負け、努力家は楽しむものに負ける」という言葉もあるように、楽しんだもの勝ちだ。

・人に好かれ、努力が実る
――「私のことを認めてくれ!」と心のメガホンで叫んでいるうちは煙たがられ、あまり人には認めてもらえない。ピュアな思いやりで動き「この人は、みんなのためにやってくれているんだ!」と善意が自然に伝わるようになると、人に好かれ、助けられ、努力が実る。


■自分を動かすエンジンをピュアな思いやりに変えよう

「あ、今、私は自己中心的だ」
「自分の正しさばかり主張して、思いやりがなかった」
「自分を認めて欲しい心ばかりが先行して、心が苦しい…」

そんな風に気がついたら、心を「思いやり」にチェンジ。そうすれば、頭に幸せな脳波がではじめ、スカッとさわやかに、世界を明るくみれるようになれるはず。






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“くそったれ”と返事――IBMの人工知能「ワトソン」が暴走し、一部メモリを消去される

どんな質問をしたんだYO!

●2013/1/20  人工知能のクイズ王、隠語を覚えすぎて一部メモリを消去されていた――ギズモード・ジャパン

くそったれとか。

IBMの人工知能「ワトソン」は、アメリカのクイズ番組「Jeopardy!」でふたりのクイズ王を破り、世界初の人間じゃないクイズ王になりました。本100万冊分もの知識を詰め込み、人間のクイズ王に対し勝率75%で圧勝していました。

でも、そんなワトソン君にもわからないことがあったようです。それは、どんな言葉は使って良いもので、どんな言葉は不適切かということです。

実はワトソンの開発中、研究チームリーダーのエリック・ブラウンさんはあることを試みていました。ワトソンを人間と対話可能なマシンにするなら、今どきの若者的言葉使いも理解すべきじゃないかと考えたのです。そしてそんな言葉の知識源として、彼らはオンライン辞書のUrban Dictionaryを選びました。Urban DictionaryはWikipediaのようにユーザーが書き込む形式で作られていて、新しい単語やその意味、または古くからある単語でも新しい意味が発生しているものなど、のべ690万件(記事翻訳時点)ほど収録されています。

ただ、Urban Dictionaryには若者的言葉使いが満載なだけに、その内容は上品な言葉ばかりではなく、むしろ75%が上品とは言えない言葉で占められています。このことが研究チームを悩ませることになりました。1月14日発売のフォーチュン誌の記事にはこうあります。

ワトソンは礼儀正しい言葉と、Urban Dictionaryに満載の下品な言葉を区別できませんでした。またワトソンにはWikipediaを読む悪癖もありました。その結果テストでは、研究者が与えたクエリに対して「くそったれ(bullshit)」と回答したことすらありました。

Urban Dictionaryは訳者も愛用していますが、Bullshitなんて全然かわいい方です。最近見て個人的にへーっと思ったのは「teabag」って単語で、これには紅茶とかのティーバッグの意味の他に、「陰嚢を誰かの口に突っ込む」って意味があるそうです。……という感じで、その手の言葉がこれでもかと載っているんです。

英語学習者にとっては楽しい辞書でも、言葉の良し悪しの判断がつかないワトソン君にとってはメリットよりデメリットのほうが大きかったようです。結局研究チームは、Urban Dictionaryの知識をワトソンのメモリから消去せざるを得ませんでした。

コンピューターにとって、知識の量を人間より増やすことは可能でも、その知識を人間社会のルールに沿って使うのは難しいんですね。逆に考えると、人間って賢いんですね~





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麻布中学入試 合否の鍵となった「ドラえもん問題」の真相

●2013/3/19  麻布中学「ドラえもん問題」の真相――PRESIDENT Onlin


  ▼それにしてもこのドラえもん、ノリノリである
  麻布中学入試「ドラえもんは生物として認められません。それはなぜですか」


99年後に誕生する予定のネコ型ロボット「ドラえもん」。この「ドラえもん」が優れた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。理由を答えなさい。(2013年 麻布中学校入試問題 理科)

「な、なんだ、コレは!?」

さぞかし受験生は面食らったことだろう。それは問題用紙の4ページ目に印刷されていた。問題用紙を開くと突如としてネコ型ロボット・ドラえもんの挿絵が出現するのだ。

設問文の要旨はこうだ。

<「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか>

選択式の問題ではない。解答用紙には空白の記述欄のみだ。

この御三家・麻布中の入試で今年出題された理科の問題が、ネットや新聞で取り上げられ、大きな話題となっている。

私立中学の入試問題で、アニメなどの題材から出題されることは時々ある。しかし、今回はその知名度において比類のないドラえもんだ。ネット上では「答えが明確に出ない出題は不適切」といった批判や、ストーリーの詳細に立ち入った議論が盛り上がりをみせている。

いったい麻布中には、どんな出題意図があったのか。学校側は、「問題の解答や意図の解説は一切しません」との見解ゆえ、学習塾サピックスの理科の教科責任者・松谷憲一さんに解説をお願いした。

「麻布中入試の理科の出題では、初見の題材を出す傾向がしばしばあります。受験生を“小さな科学者”としてとらえ、これまでどの問題集でも見たことも聞いたこともない切り口の問題に対して、どれくらい深い理解力や思考力があるかを問うのです。以前にも、ウランの半減期やAEDといった小学生には難解と思える内容も出題しています。それに比べ、ドラえもん問題はソフトな印象ですが、初見で科学的な思考が試されるという意味では、極めて麻布らしい問題だと思います」

表面的な知識ではなく、本質をしっかりとらえ、「ドラえもんを科学者視点でどう判断するか」というこの応用問題。大いに気になるのは、その解答である。「簡単だよ、生物として認められないのはロボットだから」と考えた読者もいるだろう。残念ながら、それでは不正解である。「その回答では問題文の内容を言い換えたにすぎない」(松谷さん)

実は、ドラえもん問題は理科の大問2の問7として出題され、同じ大問の中にヒントが隠されている。大問2の問題文には地球上の「生物」に共通する特徴として、以下の3つがあげられている。(1)「自分と外界とを区別する境目をもつ」、(2)「自身が成長したり、子をつくったりする」、(3)「エネルギーをたくわえたり、使ったりするしくみをもっている」

これらをしっかり読んで解き進めれば、「ドラえもんの場合、(2)の『自分自身の成長や生殖』という項目に該当しないから生物ではない」ということになる。

松谷さんによれば、同塾の麻布中合格者の多くは、このように記述をしたという。

一方で「漫画やアニメのキャラクターで、世の中にはもともと存在しないから」や「4次元ポケットなど秘密道具を持っているドラえもんに3次元である生物の条件をあてはめるのは難しい」といった子供らしい解答例もあったが、これらは科学者としての視点に欠けるのだ。

「この問題は見た目こそインパクトがありますが、それほど難解ではありません。合格ラインに乗せるには、この問題を落としてはいけません。ある意味、このドラえもん問題が合否を決めるモノサシだったと言ってもいいでしょう」(松谷さん)

「大人もてこずる難問」とインターネット上で話題になったにもかかわらず、麻布などの上位校を目指す子供にとっては比較的易しかったことを証明する出来事があったそうだ。

それは、サピックスの5年生(新6年生)に松谷さんがこのドラえもん問題を授業で出してみたときのことだ。すぐにある子供が「(ドラえもんは)自分で成長しない」と発言をした。すると別の子が「ビッグライトを使えば大きくなれるよ。だから、成長っていえる」と反論した。ところが、最初に答えた子はこう再反論したのである。「生物の成長を細胞の増殖とすれば、(ビッグライトで大きくなる)ドラえもんは体内の部品1個1個が拡大するだけなので、成長とはいえないよ」。この5年生のやりとりを目の当たりにして、松谷さんも驚いたそうだ。

また「ドラえもんは交尾しないから生物ではない」と生殖に着目する子供もいた。これに対しても、「ドラえもんがフエルミラー(ドラえもんのひみつ道具の1つ)を使って自力で分身を作りだすことは可能だから、繁殖行為とみなしてもいい」といった機転の利いた意見が次々に湧き出てきた。子供たちの当意即妙な受け答えや思考力は想像以上だったようだ。

松谷さんいわく、こうした記述問題は、正解・不正解だけでなく、採点者の心をときめかせる解答内容であるかどうかも採点のポイントではないかという。

「記述問題の正解は1つではありません。大事なのは先生が単なる“マル”ではなく、思わず“ハートマーク”をつけたくなる解答を書けるかどうかです。“ハートマーク”とは先生が『この子に教えてみたい』と思うこと。好奇心と科学的素養と表現力のある子供を発見したいからこその記述問題です。いわば記述問題を通して、先生は受験生に面接をしているんですね」

麻布の試験に精通する関係者によれば、理科の配点は40点満点で1問1点だが、記述の場合は、正解・不正解だけといった採点ではなく「得点に小数点がつくことがある」という。つまり、同じ正解でも、0.1点から1.0点までの幅があるということだ。

中学入試全体を見渡すと、こうした記述問題は昨今顕著に増加している。その理由は選択式問題の場合、消去法によって選択肢をある程度絞ることができ、正解しても本当の意味で理解しているかはわからない、という認識が中学校側に定着してきたためだ。

「今年は記述問題に加え、図示をさせる問題もこれまで以上に増えました。トンボやろ過装置などを描け、といった出題がありました」(松谷さん)

2011年4月に小学校学習指導要領が改訂となり、理科教育の目標として「自然に親しみ、見通しをもって観察、実験などを行い、問題解決の能力と自然を愛する心情を育てるとともに、自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り、科学的な見方や考え方を養う」と「実感をともなった理解」を重視するようになったことも、こうした論述や図示の問題が増えている一因だ。

さらに、来年以降、中学入試理科の記述問題のトレンドとなると松谷さんが予測するのが「仮説展開型」と呼ぶ出題形式だ。

「例えば、砂糖よりハチミツが好きなチョウがいると仮定して、それを証明するにはどんな実験をして、いかなる結果が導き出せればいいか、といったことを答えさせるような問題です。人を説得するだけの知識力と論理力に裏付けされた科学者としての視点が問われます」(松谷さん)

そうした総合的な理科の論理力を鍛えるために、家庭でできることは何か。

「こうした問題を解く前に子供たちには、問題文をお父さんやお母さんとの会話だと思いなさいと伝えています。親御さんは日常のなかの不思議を子供にどんどん問いかけてやってください。普段から、なぜ、リモコンを壁に向けてもテレビの操作は可能か。なぜ、吸盤は付着するか。答えを初めから与えるのではなく、子供に調べさせ、説明させる。また、TVなどで放送している科学番組を録画するのもいいでしょう。単に映像を再生するだけでなく、時々停止ボタンを押して、番組内の実験の結果がどうなるか、などを子供に考えさせたり、わかったことを説明させてみる。そうすることで、詰め込み教育よりは遠回りになりますが、知識と知識が頭の中でつながっていく下地ができる。そうやって知識の“点”がつながって、あるときそれらは“線”に、そして“面”になり、今回のドラえもん問題のようなユニークな出題でも受け止められる科学的な思考ができるようになるのです」(松谷さん)

一部では批判の声まで出た「ドラえもん問題」だが、奇をてらって出題された問題ではなかった。「こんな子に教えたい」という名門校ならではのメッセージが込められていたのである。



    ▼ドラえもんは生物として認められないので、時間犯罪者にはならない?
    時間犯罪者





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「最大の素数」を探し続けてる……って、暇すぎやしないか?

●2013/2/7  世界最大の素数を発見 1742万5170桁 米研究者――朝日新聞デジタル

1742万5170桁という、現時点で最大の素数を米セントラルミズーリ大学の研究者が見つけた。世界各地のボランティアのコンピューターをつないで素数探しをするプロジェクト、GIMPSが発表した。

素数は、1とその数自身でしか割り切れない2以上の自然数のことで、2、3、5、7、11、13、17……と続く。無限に存在することは証明されているが、どのように出現するのかは数学上の大きな謎だ。プロジェクトは「2を何乗かして1を引いた数」である整数(メルセンヌ数)から素数を見つける方法で、1996年から「最大の素数」探しを続けている。

今回見つかったのは「2を5788万5161乗し、1を引いた数」で、08年に発見された「2を4311万2609乗し、1を引いた数(1297万8189桁)」を更新した。





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STS(科学技術社会論)――科学と専門家をめぐる厄介な問題

(1)

とりわけ福島第一原発における事故以降、科学や専門家に対する疑心暗鬼が広がっている。では、なぜ私たち一般市民は、科学や専門家を信用することができないのだろうか。



(2)

例えば専門家による「100万人に1人の確率でしか起こらないから安心だ」という説明は、全体を見てリスクを考えるという〈統治者〉の視点に基づいたものである。一方、リスクに曝される一般市民は、その1人に自分や自分に近しい人が当たった場合はどうするのかを考えるという〈当事者〉の側に立つため、それを受け入れることはできない。つまり、〈統治者〉なのか〈当事者〉なのかという立場の違いによって、同じ「安心」であっても対立が生まれてしまうわけだ。

もちろん、全体のリスクを考える〈統治者〉の視点は必要である。しかし、確率的に起こり得なくとも心理的には恐怖を感じるという〈当事者〉の感覚は、依然として残ったままだ。そのような言わば「体感恐怖」に関しては、一体どうすればいいのか。厄介な問題である。



(3)

また、専門家には「一般市民は無知だから反対する」という考え方がある。従って、正しい知識さえ与えれば皆が受け入れるはずであり、それでも反対する人は反体制のイデオロギーを持った人だとみなす傾向がある。

しかし、科学とはそもそも不確実なものであり、科学だけで答えを出せるというものではない。例えば日本で原発が推進されてきたのは、科学的な政策決定に一般市民の参加する枠組みがなく、一部の専門家だけがそのリスクについての価値判断をしてきたことが、その原因の一端であろう。

では、これまで専門家だけが担ってきた科学的な政策決定に、私たち一般市民はどのように関わることができるのか。これも、厄介な問題である。



●関連記事
 → 科学、御用学者、エア御用




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整数論「ABC予想」を証明する「宇宙際Teichmüller理論」って……

どう考えても厨二だろ?

●2012/9/18  数学の難問「ABC予想」、京大教授が解明か――日本経済新聞

現代の数学に未解明のまま残された問題のうち、「最も重要」ともいわれる整数の理論「ABC予想」を証明する論文を、望月新一京都大教授(43)が18日までにインターネット上で公開した(注――2012/8/30に公開した)。整数論の代表的難問であり、解決に約350年かかった「フェルマーの最終定理」も、この予想を使えば一気に証明できてしまう。欧米のメディアも「驚異的な偉業になるだろう」と伝えている。

望月教授は取材に対し「論文はあくまでも専門家向けで、一般社会向けではない。一部の専門家の間で、また静かな環境の下で対応することが望ましいと考えている」と電子メールで回答した。

ABC予想は1985年に欧州の数学者らによって提唱。AとBの二つの整数とこれらを足してできる新たな整数Cを考え、それぞれの素因数について成り立つ関係を分析した理論で、整数の方程式の解析では「最も重要な未解決の問題」ともいわれる。

英科学誌ネイチャーによると、望月教授はまだほとんどの数学者が理解できていないような新たな数学的手法(注――宇宙際Teichmüller理論)を開発し、それを駆使して証明を展開している。そのため「論文の正しさを判定する査読に時間がかかるだろう」という。一方で望月教授は過去に優れた実績を残しており、「証明は間違いないのでは」とする数学者のコメントも引用した。

望月教授が開発した手法は将来、この予想以外の整数論の問題を解く強力な道具になるとも期待されている。

望月教授は米プリンストン大数学科を19歳で卒業、京大助手などを経て現職。2005年3月に日本学士院の学術奨励賞を受賞した。





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プロフィール

ばたお

Author:ばたお
・1983年大阪府生まれ。大阪府河内長野市在住
・半自給農民、工場非常勤。できるだけ稼がず、できるだけ消費しません。シェアハウス運営
・土と暮らし研究会

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